古い角質を落として、手触りの良いなめらかな美肌を叶える「スクラブ」。代表的なスクラブとして、“塩スクラブ”と“シュガースクラブ”があるけれど、一体どんな違いがあるか知っている? 海外の皮膚科医がそれぞれのメリットとデメリットを解説した。(フロントロウ編集部)

スクラブの美肌効果

 すべすべ美肌を目指したい人にオススメの「スクラブ」。肌に溜まった古い角質を落としてくれるだけでなく、マッサージでリラックス効果も期待できるとされている。

画像: スクラブの美肌効果

 そんなスクラブの中でも人気の高い「塩スクラブ」と「シュガースクラブ」だけれど、イマイチ違いがわからない…という人も意外と多いのでは? 

 では、塩と砂糖のスクラブの違いは一体なんだろう。そこで、皮膚科専門医のウィリアム・クワン医師が、塩スクラブとシュガースクラブの違いをわかりやすく解説した。

塩スクラブは、角質が厚い部分に

 塩には、古い角質を落とす働きがあるとされており、肌の黒ずみやざらつきが気になる部分に使うことで、肌をなめらかにしてくれる。しかし、クワン医師は「塩スクラブは、粒子が大きく、少し角が尖っていて粗い傾向にある」と米メディアSkincare.comで説明。

画像: 塩スクラブは、角質が厚い部分に

 そのため、塩スクラブはパワフルに角質を落としてくれる一方で、敏感肌や皮膚が柔らかい部分に使用すると刺激を感じる恐れがあるそう。塩スクラブを使用したい場合、クワン医師は「身体の中で最も角質が厚いかかとや肘に使うのがオススメ」と明かした。

シュガースクラブは、皮膚が薄い部分に

 一方で、シュガースクラブは粒子が小さく、肌に優しい傾向にあるそう。クワン医師は「塩スクラブよりも乾燥が少なく、研磨性も低いのが特徴」と話し、皮膚が薄いデコルテや胸元、ワキ、唇など皮膚が薄く敏感な部位にも使えるとアドバイス。

画像: シュガースクラブは、皮膚が薄い部分に

 ほかにも、シュガースクラブには保湿効果も期待できるため、古い角質を除去するだけでなく、肌にうるおいを与えて、しっとり吸いつくモチモチ肌に整えてくれるという。

結局、どっちがいいの?

 塩と砂糖、どちらのスクラブも溜まった古い角質をキレイに落として、なめらかな肌に導いてくれるアイテム。しかし、どちらを使用するかは、自分の肌タイプと角質を落としたい身体の部位によって使い分けるのが良さそう。

画像: 結局、どっちがいいの?

 ちなみに、クワン医師は「敏感肌や乾燥肌の人には、刺激が少なく肌に優しいシュガースクラブをオススメする」と話している。

 ただし、どんなにシュガースクラブが肌に優しいからといって、頻繁にスクラブを行なっていると、肌にダメージを与えて乾燥を引き起こす恐れがある。どちらのスクラブを選ぶにせよ、週1回に留めるのが鉄則。

 くすみやざらつきのない、みずみずしく美しい肌に導いてくれる「スクラブ」。どちらを選べばいいか迷ったら専門家の意見を参考にしてみて。(フロントロウ編集部)

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