ヒット曲を連発させるDJのゼッドとマレン・モリスがコラボした楽曲「The Middle(ザ・ミドル)」をフィフス・ハーモニーの元メンバーであるカミラ・カベロが歌ったバージョンがあった。(フロントロウ編集部)

カミラ・カベロが歌う「The Middle」の音源があった

 人気カントリーシンガーであるマレン・モリスをフィーチャリングした、ゼッドの2018年にメガヒットした楽曲「The Middle(ザ・ミドル)」。この楽曲は、全米シングルチャートに23週連続チャートインし、8億回以上もストリーミング再生され、第61回グラミー賞では主要4部門と呼ばれる年間最優秀レコード賞と年間最優秀楽曲賞を含む3部門にノミネートされた。

 ミドルテンポでマレンのソウルフルな歌声が心地よい、世界中でメガヒットとなった「The Middle」だけれど、リリースから約2年が経ち、カミラ・カベロが同曲を歌ったデモが流出。カミラが歌う「The Middle」がこちら。

 カミラが歌う「The Middle」は、カミラのハスキーな歌声が強調され、マレンが歌うものとは違った印象に。さらには、2回目のサビ終わりの歌詞も変えられている。

「The Middle」は誰が歌うはずだった?

 じつは「The Middle」は、12人ほどの女性アーティストが候補に入れられており、カミラもそのうちの1人だったという裏話を楽曲の制作に携わったプロデューサーのステファン・ジョンソンが米Varietyに明かした。

 「The Middle」の歌パートの候補にいれられていたというアーティストは、カミラをはじめ、デミ・ロヴァート、カーリー・レイ・ジェプセン、アン・マリー、ビービー・レクサ、トーヴ・ロー、ローレン・ハウレギ、ビショップ・ブリッグス、デイヤ、エリー・キングといった豪華メンツで、実際に一部のシンガーたちはレコーディングを済ませていたよう。

画像: 「The Middle」は誰が歌うはずだった?

 まずデミに声がかかり断わられたあとにカミラへと話がいき、カミラはデモをレコーディング。ステファンは「ゼッドがカミラのバージョンを送ってくれたんだけれど、素晴らしかった」と話し、カミラでいくつもりだったけれど、カミラは当時「Havana(ハバナ)」がぐんぐんとランキングで順位をあげている最中。そして結果的には、カミラ側から「The Middle」によって「Havana」の影を薄くさせたくないという理由でお蔵入りになったという。

 そしてシンガー探しが難航したものの、なんとかマレンが担当してくれるということになり、ステファンは「僕たちを救ってくれた天使」とマレンが引き受けてくれたことを感謝した。

 マレンがいなければ、メガヒットした「The Middle」そのものがお蔵入りになってしまったという可能性も。音楽界ではこのようなことがよくあり、もしカミラの「Havana」があそこまでヒットしていなければ、カミラが「The Middle」を歌っていたかもしれない。(フロントロウ編集部)

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