髪がパサついたり傷んだりして気になるけれど、「どうやってケアすればいいか、わからない!」という人のために、海外の美髪の専門家たちが、髪のダメージに合わせた正しいヘアケア方法を紹介した。(フロントロウ編集部)

髪のダメージよって、ケア方法が違う?

 一見すると、髪のダメージはどれも同じように見えるけれど、実は乾燥、薬剤、熱など原因はさまざまある。そのため、それらのダメージに合わせて適切にケアをすることが美髪への近道だとプロたちは言う。

画像: 髪のダメージよって、ケア方法が違う?

 そこで、今回は髪のダメージに合わせたヘアケア方法を米メディアAllureで紹介。上手にマスターして、指通りの良い、やわらかなさらツヤ髪を目指してみて。

1.乾燥によるダメージ

 ニューヨーク市在住のカラーリスト、レイチェル・ボッドによると、毛先が2つ以上に分かれたり、髪が途中でブツッと切れていたりする場合は、髪が弱っているサイン。なんらかの影響で髪が乾燥してもろくなっているのだという。

画像: 1.乾燥によるダメージ

 このような、いわゆる「枝毛」「切れ毛」を改善する方法はたったひとつ、カットすること。レイチェルいわく、少なくとも2カ月に1回ほどメンテナンスカットをすることで、これらのダメージはある程度は改善されるという。

 また、枝毛や切れ毛を予防するために、定期的にヘアパックなどで髪を補修することも勧めている。

2.カラーリングによるダメージ

 レイチェルいわく、何年もかけてカラーリング、ブリーチを繰り返した髪は、基本的には元の状態に戻すことはできないそう。しかし、髪質を第一に考えるカラーリストに任せることで、ダメージを最小限に抑えることができるという。

画像1: 2.カラーリングによるダメージ

 ニューヨーク市にあるジェームズ・コーベット・スタジオのオーナーでカラーリストのジェームズ・コーベットは「カラーリングのダメージを軽減するポイントはいくつかある。1つは、薬剤や着色剤を適切に使用すること。2つめは、不必要なカラーリング、ブリーチの重複を避けること」と説明。これらを重要視してくれるカラーリストを見つけることが大切だとジェームズは言う。

 さらに、ジェームズは「間違ったシャンプーやコンディショナーの使用も、キューティクルを押し上げ、色落ちや乾燥を引き起こす恐れがある」と指摘。

画像2: 2.カラーリングによるダメージ

 補修効果に優れたカラーリング専用のヘアケアアイテムやヘアマスク、ディープコンディショニングトリートメントを積極的に使用することを勧めている。

3.熱によるダメージ

 ロサンゼルスに拠点を置くヘアスタイリストのグラハム・ネイションは「毎日のように熱ダメージを受け続けると、キューティクルがはがれたり、必要な栄養成分が流れてしまったりすることがある」と忠告。熱によるダメージが蓄積してしまうと、乾燥したパサパサ髪に…。

画像: 3.熱によるダメージ

 熱によるダメージを防ぐポイントは、大きく分けて3つあるそう。ニューヨーク市在住の毛髪学者のソフィア・エマニュエルは「1つめは、髪質に合った温度設定(160~180℃)をすること。2つめは、毎日ヘアアイロンを使わないこと。そして3つめは、熱から髪を守るスタイリング剤を必ず使うこと」とアドバイス。

 とくに、これらのヘアアイロン用のスタイリング剤を使用することは、熱から髪を守るうえではとても重要だそうで、「ヘアアイロンを使う前に(スタイリング剤を)使用することで、熱が直接髪に伝わることを避け、効果的にダメージを予防することができる」と、化粧品化学者のニキタ・ウィルソンは説明している。

 美髪のプロが教える、髪のダメージを修復するヘアケア方法。これを機に自分のヘアケアの仕方を見直してみて。(フロントロウ編集部)

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