『ウォーキング・デッド』で総督を演じたデビッド・モリシーは、もうドラマを見ていないという。その理由とは?(フロントロウ編集部)

『TWD』の嫌われ者として活躍した総督

 現在はシーズン10まで放送され、シーズン11も制作中の大人気ドラマ『ウォーキング・デッド』。ダリルやキャロルといった長年の人気キャラクターや、囁く者たちといった不気味なコミュニティ、プリンセスや無線のステファニーといった新キャラクターなど、個性があり余る様々なキャラクターが登場する本作では、悪役であってもファンを引きつけるキャラクターが登場する。

 現在の悪役といえば、ジェフリー・ディーン・モーガンが演じるニーガンだけれど、その前にも忘れられない悪役がいた。それは、デビッド・モリシーが演じた総督(フィリップ・ブレイク)。

画像: 『TWD』の嫌われ者として活躍した総督

ジェフリー・ディーン・モーガンと友人であるデビッド

 壁に囲まれた町ウッドベリーを取りまとめる総督として、町のためには凄惨な仕打ちも実行する彼は、主役リックやマギーと対立。シーズン3からシーズン4にかけて活躍した。シーズン4でデビッドが出演を終えてから、現在までにさらに6シーズンが放送されている。そんな長寿ドラマとなった、過去に自分が出演していたドラマを、デビッドはある時までは見続けていたと、英Digital Spyに話す。

「ニーガンが出てくるところまでは見たよ。ジェフリー・ディーン・モーガンは、彼がドラマに出る前から僕の友人で、2人で彼の出演について話していたんだ。だから彼が、あのキャラクターをどう捉えるかに興味があったし、それは素晴らしいものだったよね」

 デビッド・モリシー(左)とジェフリー・ディーン・モーガン(右)

デビッド、ドラマから完全に卒業

 俳優同士で仲良くしていたジェフリーが、自分の出ていたドラマ、しかも同じような立ち位置のキャラクターを演じるとあって、デビッドも興味をそそられたよう。しかしその後、デビッドは『ウォーキング・デッド』を見ることを止めてしまったという。そこには、こんな思いが…。

「でも、僕はもうドラマを見るのは止めてしまったんだ。ドラマが好きじゃないわけじゃないさ。なんだかこう思ってしまったんだ。『この作品にはもう僕はいないから、見続けるのはキツいな。それに他にやることもできたし』って」

 自分が活躍したドラマに、自分はもういない。そんな切ない思いもあり、デビッドはドラマを見るのもやめ、完全に『ウォーキング・デッド』から卒業したという。とはいえ、シーズンが長くなってきた『ウォーキング・デッド』を追い続けるのが簡単ではないという、多くのファンが1度は感じたことが感覚に彼も襲われたようで、「まあでも、ファンのみんなのようにドラマを見続けるのが僕には難しかったってのが大きいけどね」と話した。(フロントロウ編集部)

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