映画『プラダを着た悪魔』や『レ・ミゼラブル』などに出演し、日本でも広く愛されるアン・ハサウェイ。現在37歳の彼女の出演作を、米辛口映画批評サイトRotten Tomatoesのスコアをもとに、TOP10ランキングでご紹介。(フロントロウ編集部)

※10位の作品は同率のため2作品となっており、合計で11作品を紹介しています。

第10位『オーシャンズ8』:スコア69%

 様々な能力に長けた8人の女性チームが、ニューヨークのメトロポリタン美術館で行なわれるファッションの祭典「メットガラ」で高級な宝石を一挙に盗み出すという痛快アクション。アン・ハサウェイは女優のダフネを演じ、みごとハマり役に。サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、オークワフィナ、ミンディ・カリング、サラ・ポールソン、リアーナなど、様々なタイプの女性が登場し、大活躍する。


第10位『レ・ミゼラブル』:スコア69%

 言わずと知れた傑作ミュージカル映画『レ・ミゼラブル』が10位にランクイン。原作は、1862年に書かれたヴィクトル・ユゴーの同名小説。この映画は、1980年代にロンドンで上演され、それ以降ブロードウェイを含む世界各地でロングラン上演されていた同名のミュージカルの映画化作品でもある。アン・ハサウェイは、悲劇の人生を辿る女性ファンティーヌを見事演じ、アカデミー賞助演女優賞を受賞した。


第9位『インターステラー』:スコア72%

 クリストファー・ノーラン監督のSF映画『インターステラー』は、食糧不足や環境変化によって人類滅亡が迫る中、それを回避するミッションに挑む男の姿を描き出している。主演を務めたのはマシュー・マコノヒー。それを筆頭に、ジェシカ・チャステイン、マット・デイモン、マイケル・ケインら演技派スターが結集した。アメリア博士を演じたアン・ハサウェイは、アイスランドの水中での撮影時に衣装の不備で低体温症になってしまった裏話を米THRに明かした。


第8位『プラダを着た悪魔』:スコア75%

 アン・ハサウェイ演じるお洒落に全く興味のない主人公が、一流ファッション誌の面接に受かってしまうものの、がむしゃらに働いているうちにどんどんおしゃれになってしまうという映画の『プラダを着た悪魔』。着こなしだけではなく、仕事や生活に対してのモチベーションアップにも役立つとして、世界中で人気が高い。


第7位『ディケンズのニコラス・ニックルビー』:スコア78%

 2002年公開の本作は、チャーリー・ハナムとアン・ハサウェイ共演で映画化したヒューマンドラマ。19世期のイギリスを舞台に、正義感の強いニコラス・ニックルビーが様々な困難に立ち向かっていく様子を描いた。当時アン・ハサウェイは20歳。まだ初々しさの残る演技を見せてくれる。


第6位『ドン・ジョン』:スコア79%

 ジョセフ・ゴードン=レヴィットが監督、脚本、主演を務めたコメディ映画の『ドン・ジョン』。本作で監督デビューを果たしたジョセフは、モテモテなのにさらに理想の愛を追求するあまり、ポルノビデオ鑑賞にどハマりしてしまう主人公を演じている。アン・ハサウェイは本作にカメオ出演。


第5位『シンクロナイズドモンスター』:スコア81%

 2016年に公開され、アン・ハサウェイが主演を務めた異色の映画『シンクロナイズドモンスター』。アン演じるとってもツイていない女性のグロリアが、ある日なぜか巨大な怪獣とシンクロしてその怪獣を操れるようになり、世界中を混乱に陥れる…。奇想天外なあらすじだけれど、意外にも現代社会ともシンクロしている要素があって興味深い。


第4位『レイチェルの結婚』:スコア84%

 第4位は、2008年に公開された『レイチェルの結婚』。アン・ハサウェイは、薬物に繰り返し手を出す中毒者の女性を演じ、オスカーにノミネートされた。監督は、『羊たちの沈黙』のジョナサン・デミ。本作は、ある一家の結婚式前後をドキュメンタリータッチで描いた作品で、キラキラした役の多いアンは、“一家の厄介者”ポジションのキャラクターを見事演じりアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。


第2位『ブロークバック・マウンテン』:スコア87%

 同性愛が「タブー」だった1960年代、密かに愛し合うようになったイニスとジャックの20年もの愛の物語を描いた感動作。自分が生きたいように生きられず葛藤する2人を、ジェイク・ギレンホールとヒース・レジャーが見事に演じきった。アン・ハサウェイはジェイクの妻でロデオクイーンのラリーンを演じた。


第2位『ダークナイト ライジング』:スコア87%

 DCコミックスの人気キャラクター「バットマン」を主人公にして、クリストファー・ノーラン監督によって制作された『ダークナイト ライジング』は、2012年公開の映画。キャットウーマンを演じたアン・ハサウェイは、ボディラインが強調されるスーツを着るために、かなり苦労をしたそう。


第1位『ダーク・ウォーターズ』:スコア90%

 アメリカで2019年11月に公開された映画『ダーク・ウォーターズ』が第1位! 映画『アベンジャーズ』シリーズでハルク役を務めたマーク・ラファロが、汚染物質を垂れ流す超大企業デュポンの不正を暴いた実在の弁護士、ロバート・ビロットを演じた。アン・ハサウェイは、そんなロバートの妻、サラを好演。

 今回はアン・ハサウェイの出演映画ランキングをご紹介。残念ながら1番人気となった『ダーク・ウォーターズ』はまだ日本公開されていないので、続報を待とう。(フロントロウ編集部)

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