スプラッシュ・マウンテンのボートが…
現地時間7月11日、新型コロナウイルスの影響で今年3月から臨時休園していたアメリカのフロリダ州オーランドに広大な敷地を構える世界最大規模のディズニーリゾート、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(以下ディズニーワールド)にあるマジック・キングダムが約4ヵ月ぶりに営業を再開した。
園内のつくりは世界各国にあるディズニーランドとほとんど変わらないが、マジック・キングダムは世界各国のディズニーランドのなかで、唯一、「ディズニーランド」という名称がつけられていないディズニーランドとして知られる。そんなマジック・キングダムにある超人気アトラクションで、再オープン早々、予期せぬアクシデントが発生していたことがわかった。
営業再開から3週間足らずで不運に見舞われたのは、今年6月、人種差別的な要素が含まれているという理由で改変を求める声があがったことをうけて、ディズニーの長編アニメ映画『プリンセスと魔法のキス』をテーマにしたアトラクションに刷新することを発表した、スプラッシュ・マウンテン。
実際に事故の現場に遭遇した客がツイッターに投稿した内容によれば、アトラクションが緊急停止したと思ったら、乗っていた丸太のボートがみるみるうちに浸水し始め、最終的にボート全体が水に浸かってしまい“沈没”してしまったのだとか。
ツイッターに事故の様子を撮影した映像を投稿した女性は、この時のことを振り返って「ボートが沈みかけてたからみんなで降りたら、ディズニーワールドの職員にボートに乗ったまま待つよう言われた。でも私たちが降りた直後にボートは水に沈んだ。最高」と皮肉交じりにコメントしている。
so we got out of our boat because it was sinking while we were stuck there and the disney world employee decided to tell us that we should’ve stayed in the boat but it went under as soon as we all stepped out... nice #DisneyWorld #splashmountain #MagicKingdom #disney not okay???? pic.twitter.com/15zMnP1wgX
— sky� (@skyelaringrsoll) August 3, 2020
ちなみに、日本の東京ディズニーランドでも絶対にハズせない乗り物として、つねに長蛇の列ができているスプラッシュ・マウンテンの一番の醍醐味は、なんといっても最後に山の頂上から滝つぼに向かって急降下する瞬間だが、今回の事故はまさにクライマックス直前、ボートで沼地を流れている時に発生したという。
事故の詳しい原因については明らかにされていないが、すでに運転を再開しているとのことなので、それほど重大な故障ではなかったよう。ただし、スプラッシュ・マウンテンに乗ることを楽しみにしていたゲストにとっては、事故発生時のキャストの対応も含め、苦い思い出になってしまった。(フロントロウ編集部)