生まれ変わったシンデレラ城に魔法のような仕掛け
アメリカのフロリダ州オーランドに広大な敷地を構える世界最大規模のディズニーリゾート「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」(以下ディズニーワールド)にあるマジック・キングダム(※)のシンボルとして、パークの中心にそびえ立つシンデレラ城。
※世界各国のディズニーランドの中で、唯一「ディズニーランド」という名称がつけられていないディズニーランドとして知られる。
ディズニー映画『シンデレラ』の公開70周年を記念して、今春から“ロイヤル・メイクオーバー”と題して改修工事が行われた「新生シンデレラ城」は、尖塔がより濃いブルーに塗り替えられ、さらにゴールドに装飾された部分が増えたことで、以前にも増してゴージャスな雰囲気を醸している。
そして、なんといっても最大の変化は外壁の色。以前は白っぽかった外壁の色がやや光沢のある淡いピンク色に。色だけ見ると、カリフォルニア州アナハイムのディズニーランドにある『眠れる森の美女』の城にそっくり。
シンデレラ城=白というイメージが強いことから、「ピンク色のシンデレラ城」に反発する声も多いが、じつはこの新生シンデレラ城には魔法のような仕掛けが隠されている。曇り空の下ではわからないが、なんと太陽の光を浴びると色が変化するのだ。
生まれ変わったシンデレラ城の外壁や尖塔には、光を当てると光沢感が出る特殊な加工が施されており、太陽の光の下だとブルーではなく、パープルがかった色に見える仕掛けになっている。実際にその瞬間を目撃した人の話では、わずか8秒足らずで色が変わったという。
そのビフォー&アフターがコチラ。
2 photos 8 seconds apart, showing how quickly the new color scheme of Cinderella Castle can change appearance. pic.twitter.com/KclGWyHRiR
— bioreconstruct (@bioreconstruct) August 3, 2020
最初こそ不評だったものの、徐々に多くの人に馴染みつつある新生シンデレラ城。まさに“夢の国”にぴったりな仕掛けが隠された園のシンボルは、今後も訪れた人に多くの喜びと感動を与えることだろう。(フロントロウ編集部)