俳優のライアン・レイノルズが、新型コロナウイルス禍でパーティーを楽しむ若者たちに警告。ライアンらしくジョークを交えつつも、「母親を殺さないで」と力強い言葉で訴えた。(フロントロウ編集部)

ライアン・レイノルズが政府の要請に応じる

 新型コロナウイルスの感染拡大がいまだ収まらず、ここ日本でも「3密」の回避や、マスクの着用などで依然として個人レベルでも感染防止に努めているなか、カナダのブリティッシュコロンビア州では、若者たちによるパーティーが問題となっているよう。

 パーティーともなれば、集団で“蜜”の状態で集まることになり、新型コロナウイルスに感染する可能性は高まる。ブリティッシュコロンビア州の知事であるジョン・ホーガンは若者たちに新型コロナウイルスの危険性を改めて知らしめるため、共に同州の出身である俳優のライアン・レイノルズとセス・ローゲンに応援を要請。今回、ライアンがホーガン知事からの要請に応え、若者たちにメッセージを送った。

画像: ライアン・レイノルズが政府の要請に応じる

パーティーを楽しむ若者たちに警告

 自身に電話をしてくれるよう要請したホーガン知事に対し、ライアンはそのツイートに返信する形でボイスメモを寄せた。

 「率直に言うと、僕のような者に医学的な助言を求めるのはいいアイディアではないと思います。美容整形なら話は別ですが。多くの人は知らないのですが、僕はかつてヒュー・ジャックマンだったのです」と、もはやおなじみとも言える俳優のヒュー・ジャックマンに対するイジりからメッセージを始めたライアン。

 「ブリティッシュコロンビア州の若者たちでパーティーをしている人たちがいますが、もちろん危険です。彼らはおそらく、何千人もの若者たちがコロナウイルスに感染するだけでなく、そのために亡くなっているということを知らないのでしょう」と、新型コロナウイルスそのものや、このコロナ禍で集まってパーティーをすることの危険性を訴えた上で、次のように続けた。

画像1: パーティーを楽しむ若者たちに警告

 「恐ろしいのは、最も傷つきやすい人たちが影響を受けてしまうことです。ブリティッシュコロンビア州では、地球上でも最もクールなご老人たちが生活しています。僕の母親は、一日中アパートに閉じ込められることを望んでなどいません」と、ライアンは一般に重症化しやすいとされている高齢者たちに与える影響を指摘。

 「母親が望んでいるのは、キツラノビーチをクルージングして、アバクロの服を来た30代のホットな若者を捕まえて、(映画『卒業』に主人公の不倫相手として登場する)ミセス・ロビンソンをやることです」とジョークを飛ばしつつも、「ブリティッシュコロンビア州の若者たちが母親を殺さないことを願っています。それから、デヴィッド・スズキのことも。お互いのこともね」と、ブリティッシュコロンビア大学の名誉教授で、日系の環境活動家である現在84歳のデヴィッド・スズキ氏にも言及しながら、高齢の人たちに感染させないでほしいと力強い言葉で訴えた。

画像2: パーティーを楽しむ若者たちに警告

 「誰も殺さないでください。それが一番理に適っていると思います。僕はパーティーが大好きです。僕が好きなのは、1人で部屋で座って、ジンの入ったグラスを持ち、『ゴシップガール』の最初の32シーズンを観ること。そういうパーティーです」と、自身の妻であるブレイク・ライブリーの代表作として知られるドラマ『ゴシップガール』をジョークにしてメッセージを締めくくった。(フロントロウ編集部)

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