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ジョン・F・ケネディ元米大統領のイケメン孫、ジャック・シュロスバーグに全米がメロメロ。日本と意外な繫がりがある彼って、一体どんな人?(フロントロウ編集部)

ジョン・F・ケネディ元大統領の「孫」が民主党全国大会でスピーチ

 11月3日のアメリカ大統領選挙で政権奪還を目指す野党・民主党の全国党大会が日本時間の8月18日についにスタート。

 未だ猛威を振るう新型コロナウイルスの影響により、オンラインで全米をつなぐ異例の形式で行なわれる同党大会では、党の有力者たちが相次いで演説。再選を目指す共和党のドナルド・トランプ大統領と対峙する民主党公認候補のジョー・バイデン前副大統領を支持する著名人も動画などを通じてスピーチを行なう。

画像: ジョー・バイデン氏。オバマ政権時は副大統領として活躍。オバマ氏の親友としても知られる。

ジョー・バイデン氏。オバマ政権時は副大統領として活躍。オバマ氏の親友としても知られる。

 故ジョン・F・ケネディ元米大統領を父に持ち、2013年からはバラク・オバマ元大統領の政権下で駐日大使を務めたキャロライン・ケネディも、大統領の血を受け継ぎ、政界との繫がりを持つ人物の立場から、党大会2日目にバイデン氏への熱烈なサポートを表明。

 その傍らで、若者世代の代表として一緒にスピーチを行なったのが、彼女の長男でケネディ元大統領の唯一の男性の孫であるジャック・シュロスバーグ(27)(※)だった。

※本名は「ジョン・ブーヴィエ・ケネディ・"ジャック"・シュロスバーグ」だが、祖父のジョン・F・ケネディと同様 “ジャック”の愛称を公私で名乗っており、ほとんどのメディアでジャック・シュロスバーグと記名されている。

 母キャロラインとともに、バイデン氏が大統領に就任することの必要性を訴えたジャックは、若い世代の代表として、こう語った。

「今回の大統領選の投票用紙には、私たちの未来が書かれています。私たち若い世代にとっては、今後の人生を定義づけるものとなります。私たちは気候変動問題に取り組まなくてはなりません。私たちは、組織的人種差別を終わらせなければなりません。すべての人が医療サービスを受けられるようにしなくてはなりません。そして、勤労者世帯を救うため、この国の経済を再建しなくてはなりません。私たちには、それができるはずです。私たちは、新たな領域に辿り着けるはずです。でも、そのためには、『国のために何ができるか?』、『より良い世界を築くために、私たちみんなが力を合わせて、何ができるか?』と問いかけ続けてくれる大統領の存在が必要です。すべては、私たちの次第です。さあ、やり遂げましょう。ジョー・バイデン氏を次期アメリカ大統領に選出しましょう」

画像: 第35代アメリカ合衆国大統領のジョン・F・ケネディ大統領とジャッキーの愛称で親しまれた妻のジャクリーン・ケネディ。ケネディ元大統領は、在任中の1963年11月22日にテキサス州ダラスでのパレード中に銃撃され死亡した。

第35代アメリカ合衆国大統領のジョン・F・ケネディ大統領とジャッキーの愛称で親しまれた妻のジャクリーン・ケネディ。ケネディ元大統領は、在任中の1963年11月22日にテキサス州ダラスでのパレード中に銃撃され死亡した。


「イケメンすぎる」と視聴者たちがメロメロに

 これまでにも、メディアなどに登場するたび、由緒あるケネディ家の品の良さが滲み出ているかのような佇まいにくわえて、俳優級の麗しさで女性たちの心を鷲掴みにしたケネディ元大統領と妻のジャクリーン・ケネディの長男で弁護士の故ジョン・F・ケネディ・ジュニアを彷彿とさせる甘いマスクが「イケメンだ」、「王子様みたい」と世間で話題になってきたジャック。

画像: 2017年のメットガラにキャロラインの同伴者として出席したジャック。彼の父親はファッションデザイナーのエドウィン・アーサー・シュロスバーグ。

2017年のメットガラにキャロラインの同伴者として出席したジャック。彼の父親はファッションデザイナーのエドウィン・アーサー・シュロスバーグ。

画像: 「JFKジュニア」の愛称で親しまれたジョン・フィッツジェラルド・ケネディ・ジュニア。ジャックの母の弟であるジュニアは小型飛行機を操縦中の墜落事故で38歳の若さで逝去。

「JFKジュニア」の愛称で親しまれたジョン・フィッツジェラルド・ケネディ・ジュニア。ジャックの母の弟であるジュニアは小型飛行機を操縦中の墜落事故で38歳の若さで逝去。

 今回の民主党全国党大会でのスピーチで、久々に彼の姿を見た視聴者たちは、アラサーになり、少し渋さや貫禄も加わったように見えるジャックについて「今夜の全国党大会の一番の見どころはジャック・シュロスバーグの魅力だった」、「ジャック・シュロスバーグは結婚に興味はあるのかしら?」などと、SNSで次々にコメントした。


日本企業に就職した経験も!
ジャック・シュロスバーグってどんな人?

 ケネディ一族の面々同様、名門アイビーリーグのイェール大学卒であるジャックは、2017年には、ハーバード・ロースクールに入学。米国務省での勤務経験もあり、将来は、祖父の背中を追い、政界進出も視野に入れていると言われている。

 今後ますます注目度がアップしそうなジャックについて、知っておくべきプチ情報をピックアップして紹介。

画像: 日本企業に就職した経験も! ジャック・シュロスバーグってどんな人?

1. 日本の文化や歴史に興味がある

 駐日大使を務めていたキャロラインの影響か、日本の文化や歴史にとても興味を持っているというジャック。日本好きが高じて、大学で日本史を専攻したほどで、2014年にキャロラインが東日本大震災の被災地を訪問した際には、福島第一原発視察などに同行した。


2. 日本企業で働いた経験がある

 2015年秋には、日本のIT企業である楽天に入社。営業などを担当したが、わずか1カ月という短い期間で退社。その後は日本最大手の飲料メーカー、サントリー・ホールディングスに勤務した。


3.『ポケモン』やPerfumeのファン

 子供の頃は、任天堂のゲーム『ポケットモンスター』が好きでポケモンカードを持ち歩いていた時期もあるというジャック。

 大学時代には、海外でも高い評価を得ている日本発の3人組テクノポップユニット「Perfume(パフューム)」にハマり、2013年の20歳のクリスマスには、東京ドームで行なわれたPerfumeのライブに母キャロラインと一緒に足を運んだ。

バックステージでPerfumeのメンバーたちと記念撮影するジャック。かなり嬉しそう。


4. 母キャロラインとかなり仲良し

 民主党全国党大会のスピーチ動画の終盤で、キャロラインと手をつないでバイデン氏への支持を呼びかけるキャピキャピとした様子からも伝わってくると思うが、ジャックとキャロラインは普段から2人だけで出かけたりするほど仲良し。

画像: ニューヨークの町をコーヒー片手に散歩する仲良し親子。

ニューヨークの町をコーヒー片手に散歩する仲良し親子。

<おまけ>
 ちなみに、キャロラインは駐日大使だった2016年のクリスマス前、当時、日本で大流行していたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ(逃げ恥)』(TBSテレビ)の主題歌で、歌手の星野源が歌う「恋」に合わせて踊る、“恋ダンス”に大使館や領事館の職員たちと一緒に挑戦。サンタクロースのコスプレ姿で恋ダンスを踊るこの動画は、日本国内だけでなくニューヨーク・タイムズといった海外のメディアでも取り上げられるほど注目を集めた。


5. “ロック様”の大ファン

 ジャックは、“ロック様”こと元プロレスラーの俳優ドウェイン・ジョンソンの大ファン。インスタグラムでも、たびたびロック様に関する投稿を行なっているほか、2016年のバースデーにロック様から直々にお祝いのビデオメッセージを貰った際には、「人生最高の日」と大感激していた。

ドウェインがジャックに送ったバースデーメッセージ動画


6. 好きな女性のタイプは「ケンダル・ジェンナー」

 ジャックが密かに好意を寄せていると言われるのが、ハリウッドきってのお騒がせセレブ一家として知られるカーダシアン/ジェンナー家の四女でトップモデルのケンダル・ジェンナー。

画像: 6. 好きな女性のタイプは「ケンダル・ジェンナー」

 ケンダルの姉キム・カーダシアンが米Vogueとインタビューを行なった際、現場にいた同誌スタッフの1人がキムに「ジャックがケンダルに好意を抱いているらしい」と耳打ちしたのだそう。これを聞いたキムは、可愛い妹と故ケネディの唯一の男孫であるジャックのロマンスに期待し目をキラキラと輝かせていたという。


7. 俳優デビュー済み

 ジャックは2018年に放送された、米CBSの警察ドラマ『ブルーブラッド 〜NYPD家族の絆〜』のシーズン8の最終回に俳優として出演。

 警官役を演じたジャックは、放送前にキャストたちとの写真や衣装を身に着けた写真をインスタグラムで公開して「僕はルールを作らない。ただ、それを実行するだけ。『ブルーブラッド』のシーズン8のフィナーレに出演したから観て! 夢が叶った! 世界で一番の番組だよ」と、大好きなドラマに出演するチャンスを得られたことを嬉しそうに報告していた。


8. 「似て非なるもの」に興味がある

 ミレニアル世代らしく、ツイッターやインスタグラムといったSNSもアクティブに活用しているジャック。

 ツイッターでは、政治に絡めたこんなアメリカン・ジョークをつぶやいたりしている。

「ここ数カ月かけて家族や親しい友人と考えてみた。みんな協力ありがとう。

2010年、僕らにはこれらがあった:
―スティーブ・ジョブズ
 (Apple社の共同設立者。2011年に他界)
―『ソーシャル・ネットワーク』
 (SNSサイトのFacebookを創設したマーク・ザッカーバーグらを描いた映画)
―オバマケア
(オバマ元大統領が導入した国民の保険加入を義務化する、医療保険制度改革法の俗称)

今、僕らが手にしているもの:
― ノー・ジョブズ
(無職/失業)
― ソーシャル・ディスタンシング
(新型コロナウイルス感染拡大防止のための社会的距離の確保)
― ノーバディー・ケア―ズ
(「誰も気にしてない」の意。現トランプ政権は医療保険制度に関して充分な施策をしていないという皮肉)

 さらに、インスタグラムの使い方は少し変わっていて、世間に溢れる“似て非なるもの”ををピックアップ。

 「ゴス」と「エモ」の違い、「チャップスティック」と「リップバーム」の違い、「ショール」と「スカーフ」の違い、「ホットケーキ」と「パンケーキ」の違いなど、日常のなかで気になった、似ているけどちょっと違う物の本来の意味についてリサーチし、フォロワーたちに共有している。


 将来有望なケネディ家のイケメン御曹司というだけでなく、親日家でちょっとクセのあるユーモア溢れる性格のジャック。これからもっと活躍の幅を広げそうな人物なので、今から注目しておいて。(フロントロウ編集部)

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