2021年公開の映画『ザ・バットマン(The Batman)』の監督を務めるマット・リーヴスが、本作について「かつて作られたことがない」ような作品になっていると明言。主演を務めるロバート・パティンソンについても語った。(フロントロウ編集部)

『ザ・バットマン』監督がDCファンドームに登場

 2021年公開の映画『ザ・バットマン(The Batman)』で監督を務めるマット・リーヴスが、8月23日に開幕したDCコミックス最大のオンラインイベントDCファンドーム(DC FanDome)に登場。『バットマン』シリーズの大ファンだという女優のアイシャ・タイラーとのインタビューに応じて、来たる新作について語った。

画像: 『ザ・バットマン』監督がDCファンドームに登場

 トークセッションの冒頭では、バットマンを演じるロバート・パティンソンからのコメントも。ロバートは、「ずっと(シリーズの)大ファンだったんだ。僕は何も明かせないことになっているから、素晴らしいマット・リーヴスに託すことにするよ」とコメントを寄せた。

これまでにないバットマン映画になる

 監督を務めたマットによれば、映画『ザ・バットマン』はバットマンの「初期の頃」を描いたもので、「かつて作られたことがない」ような作品になっているという。

 「我々のストーリーでは、バットマンはそうした(まだ完全ではない)状態であり、自分がやろうとしていることを模索している段階です。自分が与えたいと思っている影響もまだ与えられていません。そのことが、また新たな崩壊した世界観を創り出しています」とマットは説明している。

画像: これまでにないバットマン映画になる

 マットが話すように、映画ではキャラクターたちがこれまでにない形で描かれることになるそうで、俳優ポール・ダノが演じるヴィランのリドラーについても、「ポール・ダノが演じるリドラーは、これまでにないバージョンになっています。きっと彼は皆さんを驚かせることになるでしょう」とマット。

 さらに、ゾーイ・クラヴィッツ演じるキャットウーマンことセリーナ・カイルについても、「セリーナはキャットウーマンではありません。旅路の途中にいます」とコメントして、キャットウーマンになる前のセリーナ・カイルが描かれることを示唆した。

ロバート・パティンソンについてもコメント

 マットはまた、これまでアダム・ウェスト、マイケル・キートンやヴァル・キルマー、ジョージ・クルーニー、クリスチャン・ベール、ベン・アフレックが演じてきたバットマン役を受け継いだロバート・パティンソンについても語っている。

画像: ロバート・パティンソンについてもコメント

 「ロバート・パティンソンは素晴らしい俳優です。彼はカメレオンのようです。才能に溢れた俳優だと思います」とマット。「彼は私のようにバットマンの大ファンでもあるので、彼と一緒になれたことは喜ばしいことです」と語った。

 マットによれば、『ザ・バットマン』は現時点で「25%~30%」ほどしか完成していないというものの、同作より第1弾となるトレーラー映像も公開された。

DCファンドーム、第2弾は9月13日開催予定!

 DCコミックスの祭典、DCファンドーム(DC FanDome)は、第2弾となる「DCファンドーム:ディスカバー・マルチバース」が9月13日(日)に開催予定。この日は、テーマごとに5つのバース(世界)で24時間配信が行なわれる。

DCファンドーム:ディスカバー・マルチバース

5つのバース(世界)の内容

  • DCウォッチバース/DC WatchVerse
    リラックスして椅子にもたれながら、バーチャルオーディエンスとして、世界各国の素晴らしいローカルプログラムが観覧できる。DCの映画、TVシリーズ、ホームエンターテイメント、ゲームに携わるタレントやクリエイターたちによる必見のトークセッションや本邦初公開の映像まで、様々なコンテンツが満載。
  • DC“ユー”バース/DC YouVerse
    「あなたが主役!」というテーマで、世界中から集まった最も素晴らしいコスプレやファンアートを見ることができる。
  • DCキッズバース DC KidsVerse
    子供たちや若いファンのために、家族向けの幅広いアクティビティが用意されている。「DCKidsFanDome」の公式ページから直接アクセスできる特別なエリアで、ファミリー向けのコンテンツを展開。
  • DCインサイダーバース/DC InsiderVerse
    伝説的なアーティストでDCの最高クリエイティブ責任者(CCO)/出版者でもあるジム・リー、DC作品をベースにした映画製作会社の社長ウォルター・ハマダ、DCTVシリーズ「アローバース」のクリエイター、エグゼクティブプロデューサーのグレッグ・バーランティが、DCマルチバースを最新のお宝映像で紹介。また、そこからコミックブック、ゲーム、TVシリーズ、映画、テーマパーク、グッズなど、あらゆるフォーマットでDCを現実のものにしているマスターアーティストたちの舞台裏も見ることができる。
  • DCファンバース/DCFunVerse
    みんなでシェアできるアイテムを集めたり、コミックコーナーをチェックしたり、DIYできる『ワンダーウーマン』のゴールデンアーマーやバットモービルキットに加え、デジタルプレゼントや、限定商品を取り揃えたお店も登場。

 DCファンドームについての記事一覧は、フロントロウの「DC」ページから確認して。(フロントロウ編集部)

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