2022年に公開されるDC映画『ザ・フラッシュ(The Flash)』で主演を務める俳優のエズラ・ミラーが、フラッシュ単独の映画としては初となる本作について言及。本作は「シネマティック・ユニバース」が誕生することになる重要作と明言した。(フロントロウ編集部)

『ザ・フラッシュ』監督・脚本・主演が集結

 2022年6月2日に全米公開が予定されている映画『ザ・フラッシュ(The Flash)』のトークセッションが、8月23日にオンラインで開幕したDCコミックス主催のアメコミの祭典DCファンドームで開催。主演を務めるエズラ・ミラー、監督のバルバラ・ムスキエティとアンディ・ムスキエティの姉弟、脚本を手がけるクリスティーナ・ホドソンが参加した。

 エズラ・ミラー演じるバリー・アレン/フラッシュは、2016年に公開された映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』で初登場し、翌2017年公開の映画『ジャスティス・リーグ』でも登場していたものの、単独での作品としては『ザ・フラッシュ』が初となる。

画像: バリー・アレン/フラッシュを演じるエズラ・ミラー。

バリー・アレン/フラッシュを演じるエズラ・ミラー。

監督のアンディ・ムスキエティは完璧な人選とエズラ

 『ザ・フラッシュ』の監督を務めるのは、2017年公開の映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』と2019年公開の続編『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』で知られるアンディ・ムスキエティとバルバラ・ムスキエティの姉弟。

画像: 『ザ・フラッシュ』の監督を務めるアンディとバルバラ・ムスキエティの姉弟。

『ザ・フラッシュ』の監督を務めるアンディとバルバラ・ムスキエティの姉弟。

 アンディはトークセッションの中で、本作について「DCの世界における最も偉大なヒーローの1人についてのストーリーを描くことは簡単なことではありませんが、最も大切なのは、心に訴えるようなものにすることです」とコメント。主演のエズラ・ミラーはそんなアンディについて、「アンディに出会った瞬間に、彼がまさにこの映画に完璧な人選だっていうことが分かったよ。まさに彼の共感能力の高さがそうでね。彼は物語で、心を見つけようとしているんだ」と称賛した。

 加えて、本作の脚本を手がける、2020年公開の映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』でも脚本を担当したクリスティーナ・ホドソンもまた、アンディについて「彼が描くスピードフォース(※)の世界を楽しみにしてます」と称賛して、本作は「私が今までに見たことのないもの」になっていると、ファンの期待を高めるようなコメントを寄せた。

(※)意思を持つとされる運動エネルギーが存在する世界。フラッシュはこの世界からスピードを得ている。

複数の宇宙が交わる重要作

 映画『ザ・フラッシュ』は、『ジャスティス・リーグ』などからなる「DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)」と呼ばれる一連の映画シリーズの1作なのだけれど、トークセッションでは、本作にタイムトラベルの要素も加わることになることが明らかに。本作については先日、歴代バットマンを演じたベン・アフレックとマイケル・キートンの2人がバットマンとして出演することが発表されていた。

画像: ベン・アフレック(左)、マイケル・キートン(右)。

ベン・アフレック(左)、マイケル・キートン(右)。

 「この映画はとても重要な作品なんだ。DCユニバースの他の作品を見渡してみれば、それぞれのキャラクターは自分たちの世界の中で存在しているわけだからね」とエズラは語り、バットマンら他のヒーローたちと共闘するDCコミックの原作『フラッシュポイント』に言及しながら、「『フラッシュポイント』のコミックがそうだったように、この映画が扉を開けることで、あらゆるストーリーやキャラクターたちに衝突する可能性を与えることになる。(フラッシュという)キャラクターや、この物語がはらんでいる可能性の多さには驚かされるよ」とコメント。

 「シネマティック・ユニバースがこの映画から誕生することになる。バリーの物語から始まることになるんだ」と語り、本作を起点に複数の宇宙からなるマルチバースが誕生することになると明言した。

DCファンドーム、第2弾は9月13日開催予定!

 DCコミックスの祭典、DCファンドーム(DC FanDome)は、第2弾となる「DCファンドーム:ディスカバー・マルチバース」が9月13日(日)に開催予定。この日は、テーマごとに5つのバース(世界)で24時間配信が行なわれる。

DCファンドーム:ディスカバー・マルチバース

5つのバース(世界)の内容

  • DCウォッチバース/DC WatchVerse
    リラックスして椅子にもたれながら、バーチャルオーディエンスとして、世界各国の素晴らしいローカルプログラムが観覧できる。DCの映画、TVシリーズ、ホームエンターテイメント、ゲームに携わるタレントやクリエイターたちによる必見のトークセッションや本邦初公開の映像まで、様々なコンテンツが満載。
  • DC“ユー”バース/DC YouVerse
    「あなたが主役!」というテーマで、世界中から集まった最も素晴らしいコスプレやファンアートを見ることができる。
  • DCキッズバース DC KidsVerse
    子供たちや若いファンのために、家族向けの幅広いアクティビティが用意されている。「DCKidsFanDome」の公式ページから直接アクセスできる特別なエリアで、ファミリー向けのコンテンツを展開。
  • DCインサイダーバース/DC InsiderVerse
    伝説的なアーティストでDCの最高クリエイティブ責任者(CCO)/出版者でもあるジム・リー、DC作品をベースにした映画製作会社の社長ウォルター・ハマダ、DCTVシリーズ「アローバース」のクリエイター、エグゼクティブプロデューサーのグレッグ・バーランティが、DCマルチバースを最新のお宝映像で紹介。また、そこからコミックブック、ゲーム、TVシリーズ、映画、テーマパーク、グッズなど、あらゆるフォーマットでDCを現実のものにしているマスターアーティストたちの舞台裏も見ることができる。
  • DCファンバース/DCFunVerse
    みんなでシェアできるアイテムを集めたり、コミックコーナーをチェックしたり、DIYできる『ワンダーウーマン』のゴールデンアーマーやバットモービルキットに加え、デジタルプレゼントや、限定商品を取り揃えたお店も登場。

 DCファンドームについての記事一覧は、フロントロウの「DC」ページから確認して。(フロントロウ編集部)

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