大富豪の令嬢でリアリティスターやDJ、実業家など様々な肩書きを持つパリス・ヒルトンが、10代の頃に寄宿学校で受けた壮絶な虐待経験について明かした。(フロントロウ編集部)

これまでヒミツにしてきたツラい過去を明かす

 ヒルトン・ホテルの創設者コンラッド・ヒルトンの曽孫娘として誕生した生粋のお嬢様で、2000年代に放送されたリアリティ番組『シンプル・ライフ』でブレイクした“元祖リアリティスター”のパリス・ヒルトン。現在、DJや実業家などマルチに活躍するパリスが、10代の頃に通っていた全寮制の学校で受けた壮絶な虐待経験について、米Peopleのインタビューで語った。

 9月14日からYouTubeでスタートするドキュメンタリー番組『This Is Paris(原題)』の配信に先駆けて、同メディアの取材に応じたパリスは、寄宿学校に“入れられる”きっかけとなった出来事についてこう振り返った。

 「(夜な夜な両親の目を盗んで)よくクラブやパーティーに出かけてた。でも、私の両親はすごく厳しくて、それもあって反抗してた。罰として携帯電話やクレジットカードを取り上げられたこともあったけど、それでも出かけることをやめなかった」

画像1: これまでヒミツにしてきたツラい過去を明かす

 当時16歳だったパリスの問題行動の数々に手を焼いていた彼女の両親は、ついにパリスを寄宿学校に入れることを決意。しかし、そこで悲劇は起きた。パリスが入れられたのは米ユタ州にある全寮制学校プロボ・キャニオン・スクールで、メンタルヘルスの問題を抱える若者のための学校で知られる。

 「入ってすぐに、ここがどんなところよりもひどい場所だということに気づいた。表向きには“学校”ということになっているけど、勉強に集中できるような環境じゃなかった。毎日のように朝起きてから夜寝るまでのあいだ、怒鳴られ、叱られ、拷問され続けた」

 「職員たちは私にひどいことを言った。私に自分が悪いと思いこませ、いじめ続けた。彼らの目標は、私たちを精神的に完全に破壊することだったと思う。身体的な虐待を受けたこともある。私たちのことを叩いたり、押さえつけて窒息させようとしたりして、恐怖心を植え付けようとした。そうすることで、誰も学校や職員の言うことに背けないようにしたの」

 パリスいわく、学校は罰として生徒を監禁することがよくあったそうで、場合によっては1日に20時間も閉じ込められることもあったという。耐えきれなくなって逃げ出そうとしたこともあったが、クラスメートにそのことを告げ口され、パリスも罰として監禁されたことを明かしている。

 学校の思惑通り、次第に精神に不調をきたすようになったパリスは、パニック発作を起こし、泣きじゃくる日々を過ごした。家族に助けを求めようとしたこともあったが、家族と2、3ヵ月に1回くらいしか話ができないような状況だったうえに、一度、家族に言おうとしてひどい目にあった経験から怖くて言えなくなってしまい、ここでの経験はすべてパリスの中に葬られることに。

画像2: これまでヒミツにしてきたツラい過去を明かす

 それから約20年が経ち、ようやく自身が経験した壮絶な体験を新ドキュメンタリー番組『This Is Paris』で明かすことを決意したパリス。番組は、当時、あの学校で実際に何が起きていたのかをまったく知らない両親と一緒に見るつもりだそう。

 ちなみに、問題の学校はPeopleの取材に対し、2000年8月に以前の所有者によって売却されたことを理由にコメントを拒否している。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.