新型コロナウイルスと闘う医療従事者を少しでもサポートするために、自身が名誉会長を務める病院でボランティアとして働いていたスウェーデン王室のソフィア妃が、継続して医療現場で働くことが明らかになった。(フロントロウ編集部)

ソフィア妃が継続して医療従事者をサポート

 世界中で感染者が2,000万人を超えるが、まだまだ収束の気配を見せない新型コロナウイルス。約半年で世界中をがらりと変えてしまった新型コロナウイルスは、今も猛威をふるい続け、人々の生活に支障をもたらしている。

 病院では病床不足に陥るなど、いつ医療崩壊を招いてもおかしくない国も多かった4月には、医療従事者をサポートするためにスウェーデン王室のソフィア妃が短期間のオンラインプログラムを受講した後、ストックホルムにある、自身が名誉会長を務めるソフィアメット病院でボランティアを開始。ボランティアを開始したことは世界中で報じられ、ソフィア妃がブルーの医療用スクラブに身を包んだ姿が公開された。病院では集中治療室の1つに配属され、患者のケアや掃除といった仕事を通して、ケアスタッフのサポートと援助を行なっていたよう。

画像: ソフィア妃が継続して医療従事者をサポート

 ロイヤルファミリーとしての仕事や、母親としての仕事があるなか、ボランティアを行ない、今後もボランティアを継続するかどうするかとウワサされていた矢先に、スウェーデン王立裁判所の情報責任者であるマルガレータ・ソーグレンが「ソフィア妃はソフィアメット病院での職務を継続し、9月にもう1度アルバイトとして働き始めます。ソフィア妃はそれを非常に楽しみにしています」という、今後のソフィア妃についての声明を出した。

 また、ソフィア妃は病院で働いた経験について「過去数ヵ月間は、非常に多くの人にとって、なかでも医療現場で働く人にとってはとくに厳しいものでした。すべての努力が必要であり、私はあなた方の中の何名かは医療の様々な部分に参加し、サポートしてくれたことを知っています。私自身、ソフィアメットに来て働く機会を得て、今も職務を継続しています。実際に何名かと一緒に過ごしました。しかし、このように内部からヘルスケアを見て、自分自身で患者に会い、安全でよく訓練された看護師が『活動』しているのを見るという貴重な機会を得て感銘を受けました」と病院で働いて見えてきたことをオンラインで行なわれたスピーチで語った。

 ソフィア妃は宮殿で病院などの情報を得ることもできるけれど、自ら現場に出向き、医療従事者をサポートするという、多くの人のお手本のような行動を取っている。(フロントロウ編集部)

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