ファンデを素肌っぽくキレイに塗れるスティプリングブラシ
ファンデーションでよりキレイな肌に仕上げるために重要となるのが、ブラシやスポンジなどのツール選び。とくにブラシは種類が豊富で、その形状や毛の密度によって仕上がりに大きく差が出てくる。そんなブラシについてメイクのプロが太鼓判を押しているのが、なめらかなシームレス肌に仕上げてくれるというスティプリングブラシ。
スティプリングブラシとは、毛先にかけて毛量が少なくなる2層構造のブラシのことで、この独特の形状が厚塗りを防ぎながら均一に仕上げるカギとなっている。先端部分の毛がまだらになっていることで、ニキビや毛穴など肌の凹凸にも密着してファンデが塗れるため、ムラがなくシームレスな肌にしてくれるのだという。
簡単に美肌を叶える万能ツール、スティプリングブラシの使い方をご紹介。
プロが教えるスティプリングブラシの使い方
スティプリングブラシの「スティプリング(stippling )」とは、線を使わず点の集まりで絵を描く技法を意味する言葉。そのためこのブラシは、ほかのブラシのように大きくすべらせてファンデを塗るのではなくポンポンと押して使うのがポイント。
メイクアップアーティストのビリー・ジェネは、「スティプリングブラシはどんな形状のファンデーションでも使えるけれど、とくにリキッドかクリームタイプだとエアブラシで仕上げたようなシームレス肌になるからオススメ」と米makeup.comで話し、その詳しい使い方を伝授した。
まず利き手と反対の手の甲にリキッドファンデをのせ、スティプリングブラシを浸す。このとき、毛の先端部分にまだらにファンデがつかないよう、先端部分全体にファンデがつくように心がけるとよいそう。
次に、スティプリングブラシで顔にたくさんの点を描くようにポンポンとファンデをつけていく。一箇所に多くのファンデをのせるのではなく、軽くスタンプを押すようにして全体的に点を描くことが大切。
最後にくるくると小さな円を描くようにファンデを動かしてなじませていく。しっかりなじんだらパウダーを軽くのせてシームレス肌の完成。ビリーによると、ブラシを肌に対して垂直になるように持って塗ると、より肌の凸凹にアプローチすることができるという。
ちなみに、スティプリングブラシを使ったこのテクニックは、厚塗りになってしまいやすいメイク直しのときにも便利だそう。今っぽいシームレス肌に仕上げたい人はぜひ使ってみて。(フロントロウ編集部)