ポール・ラッドが『タイタニック』に出演する予定だった?
1997年に公開された映画『タイタニック』といえば、実在した豪華客船タイタニック号の沈没事故を基に、1組の男女による悲劇のラブストーリーを描いた物語で、公開から20年経った今でも名作として語り継がれている。
主演であるジャックを演じたレオナルド・ディカプリオは、この作品で俳優としての地位を確実なものとし、スターダムへとのしあがった。最終的には、レオナルドがジャックを演じたけれど、当初、ジャック役の候補にマシュー・マコノヒーの名前が挙がっていたことは有名な話で、ヒロインのローズを演じたケイト・ウィンスレットは、同作のオーディションでマシューとオーディションをしたと人気トーク番組『ザ・レイト・ショー』に出演した際に告白。しかし、ある人物も候補として名前が挙がっていたというウワサが。
その人物とは、映画『クルーレス』やMCU映画『アントマン』に出演するポール・ラッド。
ポールは、カイル・ブラントのポッドキャストにゲスト出演した際に、カイルから「君とディカプリオが同時に『タイタニック』の候補にあがっていたって本当?」と聞かれるとこう真相を明かした。「ノーノー。それは真実ではないよ。僕は1度も候補に挙がったことはない。僕はただ自分の父親がタイタニック号のエキスパートだから、興味があっただけ」と、そのウワサをポール本人が否定。
しかしポールは、「彼らがこの映画(『タイタニック』)を制作すると発表した時、父親のために参加したかった。けど、候補にあがらなかったんだ」と、タイタニック号のエキスパートであった父親のために作品に参加したかったと語った。
また、ポールとレオナルドは映画『ロミオ+ジュリエット』で共演しているけれど、そのときの出来事についても「それから僕の『ロミオ+ジュリエット』の最後の撮影の時にみんなで出かけて、その時に彼(ディカプリオ)と一緒のクルマの乗ったんだ。そして彼に映画(『タイタニック』)に出るようにと言ったのは僕だという話がでてきた。これは本当の話ではないね。けど、彼に映画のオファーが来ていてそれについて車内で話し、僕が『素晴らしいよ!なんてかっこいいんだ!』と言ったんだ。そしてその時のことを振り返って考えてみると、本当の『フォレスト・ガンプ』の瞬間みたいだね。どうやってこの場所に来たのか?ちょっと振り返ってみておもしろいと思ったよ。当時レオと車内で『タイタニック』について話している時は、まだ撮影もしていなかったし、彼は出演するためのサインもしていなかったよ」と知られざる裏話を明かした。
ポールの父親がタイタニック号の専門家で、『タイタニック』に出演する前にレオナルドと話していたなんてなんたる偶然。父親のために『タイタニック』に出演したかったというポールの願いは叶うことはなかったけれど、当時映画について話していたレオナルドがきっちりとジャックを演じきった。
(フロントロウ編集部)