「Rain On Me」をついに初パフォーマンス
レディー・ガガの6枚目のアルバム『Chromatica（クロマティカ）』の先行シングルとしてリリースされたアリアナ・グランデとのコラボ曲「RainOn Me（レイン・オン・ミー）」は、全米シングルチャート（Billboard Hot 100）で歴史上初めて女性同士のコラボで初登場1位を獲得した楽曲で、MVの再生回数が1億9,000万回を突破するという大ヒット曲に。
2人は7月31日からの週末3日間、カリフォルニア州ロサンゼルスにある野外競技場ローズボウル・スタジアムの駐車場で行なわれるドライブイン・シアター形式のイベント『Drive 'N Drag（ドライブ・ン・ドラァグ）』にてサプライズ出演し、「Rain On Me」のパフォーマンスを行なうという計画があった。
しかし、ニューヨーク・ハンプトンで人気EDMデュオのザ・チェインスモーカーズ（The Chainsmokers）が、来場者が車内から密にならない状態で公演を鑑賞することができるドライブイン形式のライブを開催するも、ステージの前に大量に押し寄せ、普段のライブと変わらない“密”状態になってしまい、ローズボウル競技場の管理者は、もしもガガとアリアナが舞台にサプライズ登場した場合、ザ・チェインスモーカーズと同様な事態が発生してしまうのではないかと憂慮し、ギリギリで2人に出演を差し控えて欲しいと、断りを入れたといわれ、ガガとアリアナのパフォーマンスは幻のものに。
そんななか、日本時間8月31日に幕開けたMTV VMAで初パフォーマンスを開催することが決定。オンライン上でパフォーマンスが行なわれるため、観客が密になる可能性もなく「Rain On Me」を初パフォーマンスしたガガとアリアナ。
パフォーマンス中は、ハードなダンスにもかかわらずガガやアリアナはもちろん、ダンサーもマスクを着用。新型コロナウイルスの感染症対策が行なわれたなかのパフォーマンスとなり、最後のシーンでアリアナがマスクから鼻が出てしまったけれど、まるで振りつけかのようにサッとマスクの位置をなおしたシーンも見られた。
今回はガガのパフォーマンスにアリアナがお邪魔するという形で実現した2人揃っての初パフォーマンス。ちなみにガガはアリアナとの「Rain On Me」を歌う前に『Chromatica』に収録されている「911」を披露し、「Rain On Me」のあとには、『Chromatica』のリードシングルである「Stupid Love（ストゥーピッド・ラブ）」をアコースティックバージョンを交えてパフォーマンスした。（フロントロウ編集部）
