シンガーのレディー・ガガが、音楽の祭典「ビデオ・ミュージック・アワード(VMA)」で初となるトリコン・アワードを受賞。スピーチ訳をお届け!(フロントロウ編集部)

レディー・ガガがVMAで偉業を成し遂げる

 米現地時間8月30日にニューヨークで開催された音楽の祭典「ビデオ・ミュージック・アワード(以下VMA)」で、シンガーのアリアナ・グランデと話題のコラボ曲「Rain On Me(レイン・オン・ミー)」の圧巻のパフォーマンスを披露したレディー・ガガが、VMA史上初となるトリコン・アワード(Tricon Award)を受賞。ステージに登壇して受賞スピーチを行なったガガは、そこで自分にとってこの賞がとても大切な意味を持つものであると語った。

 ちなみに、トリコン・アワードは、3つ以上の分野で活躍する非常に優れたアーティストに贈られる賞だそう。

画像: レディー・ガガがVMAで偉業を成し遂げる

 以下、ガガのスピーチ訳。

 「私にとってこの賞はとても大きな意味があります。私は幼い頃から音楽を作り続けてきました。その時からものすごく大きな夢を持っていましたが、まさか自分がこのような賞を受賞し、こういったかたちで自分が情熱を注いでいるものを評価してもらえる日が来るなんて、思ってもみませんでした。みなさんに知っておいてほしいのですが、私には若い頃に女優として、ミュージシャンとして何度も失敗した経験があります。(苦労した経験があったからこそ)地元であるニューヨークのコミュニティ(地域社会)に奉仕することで、還元したいと思いました。いまや慈善活動は私の大部分を占めるものとなっており、そのために母とボーン・ディズ・ウェイ・ファウンデーション(Born This Way Foundation)も設立しました。

 今、このアワードを家で見ている人たちにも、それぞれ優れていることがあるはずです。あなたという人間を表す3つの事柄を思い浮かべ、自分の勇敢さを褒め称えてあげてください。今年は多くの人たちにとって大変な1年だと思います。でも、私の目に映るのは人々の勇気が大勝利を収める瞬間です。かつての私のように大きな夢を持っている人たちが、私がこの賞を受賞する瞬間を見てくれていることを願います。私がこの賞を受賞できたことにどれほど感謝しているか知ってほしい。そして、あなたにも同じことを達成できるということを知ってほしい。私たちは今離れ離れになっており、私たちの文化は一時的に活気を失っているかもしれません。でも、いつか必ず芸術が活気を取り戻すことを私は知っています。そして、ポップカルチャーの“逆襲”がみなさんを刺激することも」

 こう語ったガガは、最後に「マスクをしましょう。(マスクをすることは)敬意の表れです」と、マスク着用を促すメッセージでスピーチを締めくくった。

 ガガの受賞スピーチの動画はコチラ。

(フロントロウ編集部)

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