ロサンゼルス・オリンピックのロゴが公開
2028年にロサンゼルスで開催されるオリンピック/パラリンピックの組織委員会が、来たるロサンゼルス五輪のロゴを発表。26人の著名なアーティストやエンターテイナーたちのデザインを採用した、初の“変化する”ロゴが公開された。
ロサンゼルス五輪の組織委員会「LA28」が米現地時間9月1日に公開したロゴは、オリンピックのシンボルである5色の輪をベースに、「LA28」の文字をその上に冠したもの。「L」と「28」のデザインを黒い文字で統一した上で、26人のクリエイターが「A」をそれぞれデザインした、26通りのパターンのロゴがお披露目された。
「アスリートの声を反映させることがこれほどまでに重要だった時代はありません」とLA28の代表を務めるケイシー・ワッサーマン氏は今回のデザインについて説明している。「スポーツは私たちのグローバルな文化における特別な部分を担っており、コミュニティや世界をまたにかけて人々やファンを繋いでいます。2018年のロサンゼルス・オリンピック/パラリンピックは、人類の多様性や未来への夢を認識し、尊重する、個々の勝利や傷心、チャンスの物語を提供するプラットフォームになるでしょう」。
ロゴのデザインを手掛けたのは、ビリー・アイリッシュ、リース・ウィザースプーン、YouTuberのリリー・シン、サッカー選手のアレックス・モーガン、陸上選手のアリソン・フェリックスやマイケル・ジョンソン、スノーボード選手のクロエ・キム、体操選手のガブリエル・ダグラス、競泳選手のシモーネ・マニュエル、ゲイを公表していることで知られるフィギュアスケート選手のアダム・リッポンら。
26人の中には日系アメリカ人であるエイダン・コサカも参加しており、「A」の代わりに平仮名の「あ」をデザインしたロゴを手掛けている。
彼が手掛けたロゴはこちら。
ビリー・アイリッシュからのコメントも
一方、ビリー・アイリッシュが手掛けたロゴは、彼女のトレードマークとも言える緑色を使ったデザインのもので、ファンにはおなじみの公式ロゴBLOHSHも描かれている。
ビリーはデザインを手がけるにあたってLA28のインタビューに応じており、次のように述べている。
「LAは多くの点で刺激を与えてくれる。第一に、私がLAを好きなのは、すごく多様で、1つのタイプの人たちしかいないというわけではないところ。オリンピックって、あのオリンピックでしょ。世界中の人たちが一体となる。今から8年後だよね、楽しみだよ。自分のロゴにも使っているフォントを使ったの。8年後の自分の人生でも共感できるものになっているかは分からないけど、過去の自分だったり、将来の自分を喜ばせることを目標にはしたくないと思ってる。今の自分を喜ばせるっていうことだけ。8年後に人生がどうなっているかは分からないけど、未来が楽しみだよ」
ビリーのインタビューはこちら。
(フロントロウ編集部)