『ザ・スーサイド・スクワッド』ティザーが公開
2020年8月23日に、DCコミックス史上最大のオンラインバーチャルイベント「DCファンドーム」が開催された。同イベントでは、映画『ザ・バットマン』の新トレーラーや、映画『シャザム!』続編の情報、そのほか、コミックやゲーム、ドラマなどの新情報が一挙に公開となった。
そんな中、2021年公開予定の映画『ザ・スーサイド・スクワッド(原題 The Suicide Squad)』からは、ティザー映像と登場キャラクターが発表。
映画『ザ・スーサイド・スクワッド(原題)』は、2016年に公開された映画『スーサイド・スクワッド』の続編ではなく、同じユニバースに属しながらも別の物語を描く新作。もともと『スーサイド・スクワッド』は同名コミックスが原作で、DCの人気ヴィラン、ハーレイ・クインやデッドショット、キャプテン・ブーメランなどのヴィランが集まってできたチーム。
キャストは2016年の映画『スーサイド・スクワッド』に引き続き、マーゴット・ロビー(ハーレイ・クイン)やヴィオラ・デイヴィス(アマンダ・ウォラー)、ヨエル・キナマン(リック・フラッグ)など前作のキャラクターが続投するほか、イドリス・エルバ(ブラッドスポート)やジョン・シナ(ピースメーカー)などの新しいキャラクターが多数登場する。
メガホンを握るのは、マーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガン監督。DCファンドームでは『ザ・スーサイド・スクワッド(原題)』のキャラクターを正式発表するロールコール(Roll Call)という映像と、撮影現場の舞台裏映像が解禁となった。
するとDCファンは、その公開された短い映像をつぶさに検証。一瞬のコマにチラ見えした姿から、「あるヴィラン」が登場するのではないかという大きな発見をした。
『ザ・スーサイド・スクワッド』にあの「ヒトデ型ヴィラン」が?
『スーサイド・スクワッド』は、ヴィランチームがヴィランと戦うという面白い構造の作品。今回、「仲間」のヴィランは発表されたけれど、「敵」となるヴィランは発表されなかった。
しかし、ティザーをよく見た米Redditのユーザーが、画面の端に紫色でヒトデ形をした何かを発見。それは、「スターロ」と呼ばれているヴィランなのではないかと多くのファンが噂している。
スターロは、1960年台のコミックスでヒーローチームの『ジャスティス・リーグ』が戦ったヴィラン。紫でヒトデ型のそれは、宇宙からやってきた生命体で、小さく分裂して人々を洗脳する、気持ちの悪いもの。『ジャスティス・リーグ』の初期に登場するキャラクターのため、結構珍しいヴィランでもある。ヒーローたちの顔にひっついて洗脳するその姿は、かなりグロテスク。
ちなみにスターロはコミックスで2018年ごろにバットマンに回収され、そのクローンである「ジャロ」という生き物が作られた。ジャロはしばらくバットマンのサイドキックとして活躍していた可愛いキャラクター。見た目はスターロに少し似ている。
実際にスターロが登場するかどうかは定かではないけれど、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で宇宙を描いたガン監督のテイストにはぴったりのキャラクターなのではないかと言われている。
DCファンドームは、2部構成で行なわれる予定。第2部となる「ディスカバー・マルチバース」は2020年9月13日に開催される。(フロントロウ編集部)