シザが3年ぶりとなる新曲をリリース
2018年の第60回グラミー賞で最優秀新人賞を含む5部門にノミネートされたアーティストであるSZA(シザ)が、ラッパーのタイ・ダラー・サインをフィーチャリングに迎えた新曲「Hit Different(ヒット・ディファレント)」をミュージックビデオと共に公開した。
シザが最後にリリースしたアルバムは2017年発表の『Ctrl(コントロール)』となっており、以降は2018年にリリースされた、ケンドリック・ラマー監修のサウンドトラック『ブラックパンサー ザ・アルバム』に収録された「All The Stars (オール・ザ・スターズ)」でケンドリックとコラボしたり、今年に入ってからも、日本では10月2日に公開される映画『トロールズ ミュージック★パワー』のサウンドトラックに収録される「The Other Side(ジ・アザー・サイド)」でジャスティン・ティンバーレイクとコラボしたりしてきたものの、シザ自身のプロジェクトとしては3年ぶりの新曲となっている。
シザは米現地時間9月3日にツイッターを更新して、同4日の0時に新曲をリリースすることをサプライズで発表。シザ自身が監督を手掛けたミュージックビデオと共に、「Hit Different」が0時に公開された。
Midnight EST. pic.twitter.com/CFGmf4vT55
— SZA (@sza) September 4, 2020
「Hit Different」のミュージックビデオはこちら。
ニューアルバムの可能性は?
一方、シザは米現地時間8月19日、現在は削除されているツイートで、しばらく自身のリリースがなかったことについて、所属レーベルであるトップ・ドーグ・エンターテイメント(Top Dawg Entertainment /TDE)の代表を務めるラッパーのパンチ(Punch)に原因があると批判していた。
アメリカの音楽メディアThe FADERによれば、シザはアルバムが遅れている理由について「みんなパンチに聞いてよ」とした上で、「私にできることは全部やったから」とツイートしていたという。シザはさらに、パンチとの関係について「敵対関係」にあるとも告白していた。
レーベルとの問題が完全に解決したかは定かではないものの、シザは「Hit Different」のリリース後にツイッターを更新。「初めて監督したの。参加して、私のハートに命を吹き込んでくれた全員に感謝してる。私のやり方に耐えてくれてありがとう、TDE」とツイートして、スタッフやレーベルへの感謝を述べた。
Just wanted to start sharing stuff��.. first time directing ..thank you to everyone involved that brought my heart to life .. thank u for putting up w me #TDE. ��dump on the way � https://t.co/y9hLn1wX4c pic.twitter.com/HmNcisLwAn
— SZA (@sza) September 4, 2020
「Hit Different」が来たる待望のニューアルバムからの新曲なのか、単独のシングルなのかについては現時点で明らかになっていない。(フロントロウ編集部)