エリザベス女王の「ハンバーガーの食べ方」が普通と違いすぎる。(フロントロウ編集部)

エリザベス女王がハンバーガーを食す“条件”

 食にはあまりこだわりがなく、毎朝、朝食にシリアルを食べるという質素な好みを持つことで知られるイギリスのエリザベス女王

 しかしながら、やはり一般人とは格が違い、シリアルは日常的に食しているものの、エリザベス女王は「ピザを食べたことがない」という情報を、つい最近、王室のキッチンで約15年間にわたり腕を振るっていたというシェフのダレン・マクグレディ氏が米Us Weeklyとのインタビューで明かして話題になった。

 ピザを食べたことがないとなると、では、「ハンバーガー」はどうなのかと、米Insiderがマクグレイディ氏に確認したところ、エリザベス女王はハンバーガーを食べたことはあるのだそう。

 しかし、マクグレイディ氏いわく、エリザベス女王がハンバーガーを食べる場合には、ひとつ条件があるという。

 それは、パティやそのほかの具をパンで挟まない、むしろ、パンを一緒に食べないということ。

画像: エリザベス女王がハンバーガーを食す“条件”

 それって、もはやハンバーガーとは呼べないのでは…?  「ハンバーグ」ということなのでは? と首を傾げたくなるが、これが、れっきとしたエリザベス女王の“ハンバーガーの食べ方”だそうで、マクグレイディ氏は、エリザベス女王が従来の食べ方を好まない理由は「ヴィクトリア朝の貴族としての生まれが影響しているのではないでしょうか」と分析している。

 そして、ハンバーガーといえば、両手で持ってかぶりつくのが一般的な食べ方だが、マクグレイディ氏は、「女王が手づかみで食べるのは、アフタヌーンディーの時に出される食べ物だけです」と語っている。


狩りの獲物を王室流“ハンバーガー”にして食べる

 ハンバーガーをパン抜きで食べるとは、それだけでも次元が違うが、ハンバーガーのパティに使う肉も、日本人にとっては馴染みが無いものであることが多いそう。

 エリザベス女王をはじめ、ロイヤルファミリーの食卓に並ぶハンバーガーのパティは、メンバーが狩りで仕留めてきた鹿の肉を使って作られることもあるといい、マクグレイディ氏は、とくに「(休暇先の)バルモラル城に滞在されているときは、みなさんが撃った鹿で鹿肉バーガーを作っていました。ゴージャスなクランベリーソースや、いろいろな具を添えるのですが、パンを一緒に出したことは一度もありません」、「彼らはハンバーガーを食べますが、パンは食べません。ナイフとフォークを使って食べるんですよ」と説明している。

画像: 鹿肉はヨーロッパではポピュラー。

鹿肉はヨーロッパではポピュラー。

 ちなみに、以前、フロントロウでもお伝えしたが、エリザベス女王は、バナナを食べる時もナイフとフォークでキレイにカットして食べる。その理由の1つには、「猿のように見えたくないから」というものもありり、やはり、食べる時の美しさを気にし、気品を保つことを重視しているよう。(フロントロウ編集部)

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