ベーシックだけど、万能ではない
メイクアップアーティストのアシュレイ・シウッチによると、ブラウンなどのいわゆる“ベーシックカラー”のアイシャドウは、メイク初心者でも扱いやすい色ではあるけれど、必ずしも誰にでも似合う万能カラーであるとは限らないと米メディアMakeup.comで説明。
というのも、私たちは生まれながら肌の“アンダートーン”が異なるから。アンダートーンとは、肌の色の濃淡(色白肌、小麦肌など)ではなく肌の色味の傾向のことで、日本ではパーソナルカラーとも呼ばれている。
一般的には、青みの強いブルーベース、黄みの強いイエローベース、中間色のグリーンベースの3種類に分類され、アシュレイいわく、これらのアンダートーンとそれぞれ調和の取れた“ブラウンアイシャドウ”を選ばないと「なんだかしっくりこない」「浮いて見える」と感じるようになるのだという。
自分に似合うブラウンの選び方
自分にピッタリのブラウンアイシャドウを選ぶコツは、アンダートーンが見えやすい“手首の内側”にアイシャドウを塗ること。この方法で確かめるのが1番わかりやすく失敗も少ないとアシュレイは言う。
ちなみに、アイシャドウの発色を確認したい場合は、軽くファンデーションやアイシャドウベースを塗ってから色をチェックするのがオススメ。
ブラウンと好相性の色はどれ?
ブラウンアイシャドウを上手に使いこなすうえで、もうひとつ覚えておきたいのは「色の組み合わせ」。基本的にブラウンアイシャドウは単色でも使えるけれど、他の色と合わせることで、さらに洗練されたメイクに仕上がるとアシュレイは言う。
秋メイクにピッタリの色の組み合わせを3つご紹介。
1つめの色は、こっくり深みのあるベリー系のリップ。主張の強いリップカラーでも、肌なじみの良いブラウンアイシャドウと組み合わせることで抜け感を演出。一気に秋らしいメイクに仕上がるそう。
2つめの色は、大人っぽさが漂うコッパーカラーのラメアイシャドウ。ブラウンアイシャドウとも相性が良く、目元に輝きをプラス。ただし、大粒のラメだと子供っぽく見えてしまう恐れがあるため、繊細で上品なツヤを叶えてくれるタイプを選んで。
3つめの色は、モスグリーンやロイヤルブルーなどの寒色系マスカラ。秋メイクにカラーマスカラ?と思う人もいるかもしれないけれど、落ち着いた色合いのマスカラを選べば、目元にさりげない彩りを与えることができるそう。
アシュレイは「カラーメイクは、メイクのプロでないと使いこなしが難しいけれど、カラーマスカラなら手早く簡単。最小限の努力でクールな目元になれるの」とアドバイスした。
定番カラーだけど、実は奥が深いブラウンアイシャドウ。自分には似合わないと諦めず、ぜひ普段のメイクに活用してみて。(フロントロウ編集部)