『アナ雪』エルサがあの大ヒットソングを歌うことを拒否!?
今年7月、約4ヵ月ぶりに営業を再開したアメリカのフロリダ州オーランドにある世界最大規模のディズニーリゾート、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(以下ディズニーワールド)のエプコットにあるアトラクションで、あの人気キャラクターの「見られてはいけない姿」が目撃された。
ハプニングが発生したのは、映画『アナと雪の女王』(以下『アナ雪』)をテーマにしたボートライド型のアトラクション「フローズン・エバー・アフター(Frozen Ever After)」。アトラクションの中盤、氷の城にいるエルサが『アナ雪』の第1作目の主題歌である「Let It Go〜ありのままで〜」を身振り手振りを交えて歌いながら、ゲストを出迎えるというシーンで“事件”は起きた。
Even Elsa is tired of singing Let it Go. I’m dying over the hand gesture ���� pic.twitter.com/zkS8j4qbYE
— ✨Christie ✨ (@christier0408) September 1, 2020
エルサのオーディオアニマトロニクス(※)に何か不具合でも起きたのか、本来であれば両手を上下左右滑らかに動かすはずが、左手を腰のあたりで小さく振っただけでほとんど動かず、さらに「Let It Go〜ありのままで〜」を歌うことを拒否。アトラクションには、虚しくも「Let It Go〜ありのままで〜」の伴奏だけが流れ続けた。
※ディズニーランドのアトラクションでよく使用されているしゃべったり、動いたりするロボット人形のこと。
このアトラクションの醍醐味のひとつである重要なシーンで、エルサが「Let It Go〜ありのままで〜」を歌ってくれないなんて、なんともショッキンングなアクシデントだが、上の映像の撮影者は「(みんな若干聞き飽きているけど)エルサですら『Let It Go〜ありのままで〜』を歌うことに飽き飽きしてるんだ。ハンドジェスチャー(手の動き)が死ぬほど笑える」と大爆笑。この動画を見たほかのディズニーファンも、“エルサが「Let It Go〜ありのままで〜」を歌わなかった”ということにウケている様子だった。

ちなみに、ディズニーワールドではつい最近もマジック・キングダムにある古株の人気アトラクション「カリブの海賊」で、複数あるオーディオアニマトロニクスのうちの1体が、ゲストの目の前で倒れるというトラブルが発生。アトラクションが一時休止となるも、ゲストから理由を聞かれたキャストが、“酒浸り”のキャラクターの設定にかけて「彼(倒れた海賊)はラム酒を少々飲みすぎてしまったみたいですね」と答えるという、見事なファインプレーを見せて話題になった。
今回の件について、「フローズン・エバー・アフター」についてよく知るコアなファンは、不具合が起きたのはオーディオアニマトロニクスではなく、ゲストを乗せたボートが到着したことを感知するセンサーが発動しなかったことが原因ではないかと推測しているが、ディズニーは故障の原因を明かしていないため詳しいことは不明のままとなっている。(フロントロウ編集部)