俳優のトム・クルーズが、『ミッション:インポッシブル』最新作の共演者やスタッフのために自腹を切って借りた規格外のものとは? さらに『ミッション:インポッシブル』の撮影現場より、アクションシーンのリハーサル風景を収めた最新写真もお届け!(フロントロウ編集部)

共演者やスタッフのために7,000万円の自腹を切る

 現在、イギリスを中心に映画『ミッション:インポッシブル』シリーズの最新作の撮影を行なっている俳優のトム・クルーズが、最近になって撮影の拠点をイギリスからノルウェーへと移した『ミッション:インポッシブル』の共演者やスタッフのために、自腹を切ってクルーズ船をレンタルしたことがわかった。

 『ミッション:インポッシブル7(仮)』は今年2月にイタリアで撮影が行われる予定だったが、イタリアをはじめ各国で新型コロナウイルスの感染が爆発的に拡大した影響で、トムが現地入りする前に撮影が無期限で中断され、公開日も2021年7月から2021月11月に先延ばしにされた。6月に入ってからようやく撮影が再開されたものの、すでに撮影に4ヵ月の遅れが出ているうえに、アクションシーンの撮影中にバイクの炎上事故が起こったことで、再びスケジュールに遅れが出てしまったことから、トムと制作サイドは“これ以上遅らせるまい”と必死になっているという。

画像: ノルウェーの漁港に停泊しているところを撮影されたクルーズ船。

ノルウェーの漁港に停泊しているところを撮影されたクルーズ船。

 米Forbesによると、滞在先を一ヵ所にまとめることで共演者やスタッフの移動が楽になり、撮影が円滑に進むと考えたトムは、制作サイドと協力して定員530名と定員490名のクルーズ船を2隻借りることを決断。レンタル料金はおよそ7,700万円で、英The Sunほか複数のメディアはトムが料金を支払ったと伝えている。

マスク姿でアクションシーンを撮影

 ノルウェーで撮影するにあたって、キャストとスタッフ全員が新型コロナウイルスの検査を2度受けるなど、万全の体制で現地入りした一行が、アクションシーンのリハーサルを行なっているところを早くもカメラがキャッチした。

画像1: マスク姿でアクションシーンを撮影

 つい先日、映画『TENET テネット』のプレス向け試写会に行った時にしていたのと同じ黒いマスクを着用して、リハーサルに臨んだトム。途中、スタッフか誰かに向かって手を振る場面もあった。

画像2: マスク姿でアクションシーンを撮影

 この日は電車の上で繰り広げられるファイトシーンのリハーサルを行なったようで、事前にスタッフと入念に打ち合わせをする光景も見られた。

画像3: マスク姿でアクションシーンを撮影
画像4: マスク姿でアクションシーンを撮影

 遠くから見た電車の全貌はこんな感じ。一体どんなシーンになるのかは映画を見てからのお楽しみ。

画像5: マスク姿でアクションシーンを撮影

 また、トム自ら操縦席に座ってヘリコプターを飛ばすところも目撃された。

画像6: マスク姿でアクションシーンを撮影
画像7: マスク姿でアクションシーンを撮影

 2部作として制作されることが決まっている最新作には、主人公のイーサン・ハントを演じるトムのほかに、ルーサー役のヴィング・レイムスやベンジー役のサイモン・ペッグといったおなじみの面々に加え、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』のポム・クレメンティエフや『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』のヘイリー・アトウェル、『クリミナル・マインド FBI行動分析課』のイーサイ・モラレスが新キャストとして参加することが発表されている。(フロントロウ編集部)

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