美容オイルは、どれも同じではない?
肌にうるおいとツヤを与えてくれる「美容オイル」。スキンケアの仕上げやブースターとしての役割はもちろん、ファンデーションに混ぜて使うこともできるマルチなアイテム。
しかし、もともと皮脂の分泌が多いオイリー肌や、ニキビや吹き出物など肌荒れを起こしやすい肌タイプの人だと「毛穴にオイルがつまりそう…」と使うのに少し抵抗がある人も多いのでは?
でも、実は美容オイルと一言に言っても、すべてが同じように作られているわけではない。
そのため、自分の肌タイプに合った美容オイルを選ぶことができれば、肌トラブルを気にせずに優れた保湿効果を得ることができると専門家たちは言う。そこで、今回は美容オイルの種類と肌タイプに合わせた賢い選び方をご紹介。
美容オイルは誰でも使えるってホント?
米ラグジュアリースキンケアブランドSunday Rileyの創業者で製品の開発にも携わるサンデー・ライリー氏によると、基本的にはどんな肌タイプでも美容オイルは使用できる。しかし、これはオイルを正しく使い、肌のタイプや悩みに合った処方を選ぶことが前提だという。
毛穴を詰まらせない美容オイルの選び方のコツは、高コメドジェニックオイル(ココナッツオイルなど)を避けること。ライリー氏は「高品質で戦略的に配合された美容オイルなら、たいていの場合は毛穴をつまらせることは少ない」と米メディアWho What Wearでコメント。
また、美容オイルを使う場合は、たっぷりと必要以上の量を顔に塗る必要はないそう。ライリー氏は「美容オイルは少量でも大いに役立つ」と話し、 少量を手のひらに薄く広げてから塗るのがオススメだと明かした。
肌タイプに合わせた美容オイルの選び方
ライリー氏によると、とくに皮脂の分泌量が多い人やニキビや吹き出物がひどい場合は、毛穴の周りにたまるベタベタした油分を溶かす“サリチル酸”のような成分が含まれている美容オイルを選ぶと安心。
ライリー氏のオススメは、自身のブランド、サンデー・ライリーの「U.F.O.Ultra-Clarifying Acne Treatment Face Oil(U.F.O. ウルトラ クラリファイング アクネ トリートメント フェイス オイル)」。ティーツリーオイルとブラッククミンシードオイルが肌に透明感を与え、ニキビや黒ずみの原因となる毛穴のつまりを取り除いてくれるという。
年齢サインが気になる人には、エイジングケア成分のレチノールやビタミンE、抗酸化作用の高いアルガンオイル、ホホバオイル、ブルータンシーオイルを含んだ美容オイルがオススメ。肌にしっとりとしたうるおいとハリを与えてくれるそう。
テカリと乾燥に悩む混合肌には、栄養成分が豊富で軽いつけ心地の美容オイルがオススメ。とくに美肌効果の高いビタミンCなどを配合した美容オイルは、肌にたっぷりとうるおいを与えながら、同時に過剰になっている皮脂の生成を抑えてくれるという。
肌タイプによって適切なスキンケアが異なるのと同じように、必要な美容オイルも変わってくるもの。今まで美容オイルを使っていなかった人は、これを機に試してみて。(フロントロウ編集部)