『スーパーナチュラル』でディーン・ウィンチェスターを演じたジェンセン・アクレスが、長年欲しいと言い続けてきた「あの小道具」を家に持って帰る許可を、ついにゲットしたことを明かした。(フロントロウ編集部)

お別れの日が近づく『スーパーナチュラル』

 ついに今年2020年で、その15年の歴史に幕を下ろすドラマ『スーパーナチュラル』。多くのファンがすでに胸いっぱいとなっており、それは主役のディーン・ウィンチェスターを演じたジェンセン・アクレスと、サム・ウィンチェスターを演じたジャレッド・パダレッキも同様。現在、最終回の撮影に入っている2人は、その切ない思いをインスタグラムにたびたび綴っている

 この15年間続いてきた『スーパーナチュラル』の台本にはずっと、「続く」と書かれてきたわけだけれど、ついにその最後に、「終わり(THE END)」と記され、台本のそのページを公開したジェンセンは悲しみを胸に、苦い笑いを浮かべるしかなかった。

 そして、彼の動画を見た共演者からファンまで、スパナチュファミリーは胸の苦しさをにじませていた。しかし撮影最終日には、ジェンセンにとって嬉しいことも起こるよう。なぜなら、ジェンセンがずっと欲しかった「あれ」を家に持って帰ることが出来るから!

ジェンセン・アクレスの“相棒”

 英Digital Spyのインタビューで、「最終日に何かを持って帰るのは、『スーパーナチュラル』の1日目からずっと目をつけていたものを持って帰るよ。でも大丈夫。盗むわけじゃない。許可をもらったんだ。何年間も頼んで、頼んで、頼み込んで、やっと今年許可をもらった」と話す彼は、こう続けた。

「彼らは、僕がインパラを運転して帰っていいって」

 インパラとは、ジェンセンが演じるディーンの黒い愛車。じつはジェンセンがインパラを持って帰りたがっていたのは知られた話で、カスティエル役のミーシャ・コリンズは、「ジェンセンが、インパラを欲しがってるのは知ってる。彼はインパラを持っていくと思うよ。本当に欲しがってるんだ」と、過去に話している。

 また、ジェンセン自身も、「ワーナー・ブラザースは許してくれないかもしれないけど、でも僕はシーズン3のころから言い続けてるんだよ。だってドラマが打ち切りになるかもと思ったからさ。あの車が欲しいんだ。お金は払う。あの車のためにお金を払うことは気にもならないよ。あの車が欲しいんだ」と、インパラをかなり切望している様子を見せてきた。

 『スーパーナチュラル』はシーズン3で打ち切りになるどころか、その後さらに12年も続き、ジェンセンとインパラも長い付き合いとなった。そんな“旧友”とは、撮影が終わってもお別れをせずに、ついに一緒に自宅に帰ることができるようになったジェンセンの喜びに、こちらまで笑顔になってしまう。(フロントロウ編集部)

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