マスクによる口臭を対処する方法
新型コロナウイルスの感染予防のため、外出時には長期間マスクを着用して過ごすことが当たり前になってきている。そんななか気になる人が増えているのが、マスクを着用していて気づく口臭。
口臭にはさまざまな原因があるものの、なんとマスクを着用すること自体が口臭の原因になることもあるという。その理由についてマット・ネジャド医師は、「マスクをつけていると、口が乾いて唾液の分泌が悪くなり、口臭のもととなる菌が増えやすくなってしまう」と米Violet greyで説明し、どんな素材のマスクであっても2時間以上着用し続けているだけで、口臭が悪化する可能性が大いにあると話した。
そんなマスクによる口臭は、改善や予防することができるそう。専門家が教える対策法をご紹介。
1日に何度か口を水でゆすぐ
マスクによる口臭を防ぐため、とくに簡単に取り入れられる方法が、定期的に口をゆすぐこと。
ネジャド医師は、「外出前や食事後などをはじめ、気がついたときに水で口をゆすぐようにするといい」とアドバイス。少なくとも毎回30秒以上これを行なうことで、匂いのもととなる口の中に溜まった細菌をしっかり洗い流し、口の中をクリーンに保つことができるという。ちょっとした習慣でさわやかな息をキープできるので、エチケットのためにも取り入れていきたい。
1日に1度、舌を磨く
もうひとつマスクによる口臭の予防として専門家が勧めているのが、舌をキレイにすること。
アリゾナ州の歯科医であるブライアン・ハリス医師によると、口臭のもととなる菌が舌に付着して繁殖することで、口臭が悪化することが多いという。そのため「毎日一度、舌用のブラシを使って不要な菌を除去することが大切」と話した。ただし、力を入れすぎて磨くと舌を傷つけてしまうこともあるそうで、やさしくなでるようにクリーニングするようアドバイスした。
プロが明かした、マスクを着用することで発生する口臭の予防法。冬に近づくにつれてさらに口の中が乾燥しやすくなるので、定期的に口のゆすぎや舌磨きを取り入れてみては。(フロントロウ編集部)