デザイナーのキム・ジョーンズが、新しくフェンディ(Fendi)のウィメンズ・アーティスティックディレクターに就任することが発表された。(フロントロウ編集部)

キム・ジョーンズがフェンディのデザイナーに抜擢

 日本時間9月9日に、イタリア・ローマを代表するラグジュアリーブランドのフェンディ(FENDI)が、ウィメンズのオートクチュール、レディ・トゥ・ウェア、およびファーのアーティスティックディレクターにデザイナーのキム・ジョーンズが就任したことを発表。

 フェンディの親会社であるLVMHの大株主で取締役会長兼CEOを務めるベルナール・アルノーは、キムがフェンディのウィメンズ・アーティスティックディレクターに就任したことについて「キム・ジョーンズはすばらしい才能の人材で 当社に加わった当初から常にLVMHの信念と伝統に適応するすばらしい力を発揮し同時にそれらの要素に卓越したモダニティと大胆さをもたらしてきました。フェンディにおいても、彼のヴィジョンや情熱がウィメンズコレクションを成功に導くことでしょう」と、キムのフェンディ入りを歓迎するメッセージを送った。

 一方のキムは「この信じられないほど素晴らしいチャンスを与えてくださりベルナール・アルノー、ピエトロ・ベッカーリ(クリスチャン・ディオールクチュールの会長兼CEO)、セルジュ・ブランシュウイッグ(チェアマン兼CEO)そしてシルヴィア・フェンディ(フェンディ家の3代目)に、心より感謝を申し上げます。格調高い2つのメゾンでデザイナーとして仕事ができることは、とても名誉なことです。ディオールメンズでの仕事を継続しながらフェンディにも参加できること、それは本当に最高の栄誉です」とコメント。

画像: キム・ジョーンズがフェンディのデザイナーに抜擢

 また、フェンディ家3代目のシルヴィア・フェンディは、引き続きウィメンズのアクセサリーおよびメンズコレクションのアーティスティックディレクターを務め、キムと協力していくようで「ようこそ、キム!心から尊敬し、友情を感じています。一緒にフェンディの世界を次のレベルへと高めていくことがとても楽しみです」と共に高めていくことを誓った。

キム・ジョーンズとは?

 今回フェンディのウィメンズ・アーティスティックディレクターに就任したキムは、ダンヒル(dunhill)、ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)などを渡り歩いて、2018年からはディオールオム(Dior Homme)のアーティスティックディレクターに就任したスゴ腕デザイナー。

画像: キム・ジョーンズとは?

 ルイ・ヴィトン時代には、シュプリーム(Supreme)とのコラボを仕掛け大きな話題になり、ディオールに移籍してもなお、ナイキ(Nike)やステューシー(Stüssy)とのコラボを発表して、そのどれもが大成功を収めている。

 現在は2003年に自身の名を冠したブランド「キムジョーンズ(Kim Jones)」を設立したが現在は休止中。また、カニエ・ウェストの幻のブランドと言われるパステル(Pasttelle)では、コンサルタントとして参加するはずだったという逸話も。

 「キム=コラボ」という印象を受ける人も多いため、フェンディではどんなコラボを仕掛けのか期待大。キムにとってフェンディでの最初のコレクションとなる2021‐22年秋冬ウィメンズコレクションは、2021年2月のミラノ・ファッションウィークにて発表することがすでに決定している。(フロントロウ編集部)

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