見た目年齢を左右するくすみ、毛穴、たるみ…
毎日丁寧にスキンケアを行なっているのに、なかなか改善されないくすみ、毛穴、たるみなどのエイジングサイン。「いま使っているスキンケア製品が肌に合っていない?」と思う前に、ぜひ見直してほしいのが「角質ケア」。
皮膚科医のサンエル・チルクリ医師によると、たとえ世界で最も優れたスキンケア製品を使っていたとしても、定期的に角質ケアを行わないと、「古い角質が溜まってしまい、その能力を十分に発揮できていないのかもしれない」と米メディアWho What Wearで説明。
というのも、私たちは年齢を重ねるごとに肌の生まれ変わり(ターンオーバー)のスピードが減速するから。定期的な角質ケアは、肌のターンオーバーを促進し、シミや小じわなどを予防する効果があるとチルクリ医師は言う。
そこで、今回は正しい角質ケアで若々しい肌をキープ! 普段のスキンケア習慣に「角質ケア」を取り入れるべき2つのサインをご紹介。
1.スキンケア製品を使う量が増えた
チルクル医師いわく、最近スキンケア製品を使う量が以前と比べて増えてきているなと感じている場合は、そろそろ角質ケアを取り入れる必要があるサイン。
チルクル医師は「古い角質が溜まって、スキンケア製品の効果が実感しづらくなっているのが原因」と説明。毛穴の詰まりをはじめとした肌トラブルの根本改善をしなければ、どんな高価な保湿剤やクリームを無駄にしてしまう可能性があるという。
2.肌が乾燥しやすくなった
もうひとつのサインは、肌が以前よりも乾燥しやすくなったこと。チルクル医師は「私たちの皮膚は年齢を重ねるごとに紫外線や大気汚染などのダメージを受けやすくなる」とコメント。ターンオーバーが乱れて肌のバリア機能が低下すると、皮膚の表面から水分が必要以上に蒸発し、肌が乾燥しやすくなるそう。
そのため、定期的に角質ケアを行なうことで代謝を上げ、肌に必要なうるおいが届き、ハリとツヤのある健康な肌に導いてくれるという。
プロが教える角質ケアのコツ
しかし、なかには角質ケアをすると「肌が乾燥してツヤがなくなるのでは?」と思っている人も多いかもしれないけれど、チルクル医師は「角質ケアは、正しい方法と正しい製品を使えば、肌を乾燥させずに今よりも高い美肌効果が期待できる」と明言。
チルクル医師は「少し乾燥傾向にある成熟した大人肌には、肌に優しい酵素ピーリングから始めるのがオススメ。肌を乾燥させることなく、肌のくすみの原因となる古い角質、毛穴、皮脂汚れをキレイに落としてくれる」とアドバイス。
皮脂の生産が盛んでニキビや吹き出物、毛穴の黒ずみなどの肌トラブルに悩まされている場合は、「穏やかな作用をもつケミカルピーリングを試してみるのも良い」と話している。
スキンケアの効果を最大限に引き出すためにも、まずは肌の土台から。ただし、角質ケアをしすぎると思わぬ肌トラブルを引き起こす可能性があるため、不安な人は近くの皮膚科医に相談してみて。(フロントロウ編集部)