ディズニーランドの年間パスポート保有者である60代の女性が、園内で何度も犯罪行為を繰り返していた疑いで逮捕された。(フロントロウ編集部)

ディズニーランド「年パス保有者」が園内で犯罪繰り返す

 中国・上海にある上海ディズニーランドの園内で何度も盗みをはたらいていた66歳の女性が警察に逮捕された。

 上海ディズニーランドがある浦東新区の警察は、2019年末から区内で窃盗の通報が相次いだことを受けて捜査を開始。通報の内容は、ベビーカーから目を話した隙に何者かに所持品を盗まれたというもので、被害に遭ったほぼすべてのアイテムがディズニーの関連商品だった。

 警察による監視カメラの調査の結果、犯人として特定されたのは、シェンという姓の66歳の女性。この女性は上海ディズニーランドの年間パスポートを所有しており、これまでに17点を盗んだことを認めたという。

 現地メディアShine.cnの報道によると、警察の捜査に応じた女性は、犯行の動機について「盗んで、家に持ち帰るのが楽しかった」と語っているという。現地警察は、盗品はすべて持ち主に返却されたと発表している。

画像: ディズニーランド「年パス保有者」が園内で犯罪繰り返す

 Shine.cnに掲載された、警察が公開した監視カメラ映像のスクリーンショットには、無人のベビーカーにたくさんのお土産のようなものを積んだ女性が歩き去る様子がバッチリと写っている。

 この年間パス保有者の女性の場合は、お土産などの転売目的で盗みをはたらいていたわけではないようだが、アメリカ国内のディズニー運営のテーマパークでは、園内で購入した「おみやげ」をオークションサイトやネット通販サイトで第三者に販売している年間パス保有者を、厳しく取り締まっている

 悪質な転売が発見された場合には、年間パスが無効となり、無効となった後も支払が続くケースもあるというが、上海ディズニーランドで盗みを繰り返したこの女性が年間パスを取り上げられることになったかどうかは不明。

 上海ディズニーランドは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、約3カ月間の休園措置を取ったが、世界に先駆けて5月から全面再開。年間パス保有者を含む、すべての来場客が入園前に、入園期日や個人情報を提出して予約を行うという新たな入園ルールを導入した。これには、フレキシビリティと利便性を向上することで、安心してゆったりと楽しんでもらえるようにとの狙いがあるという。(フロントロウ編集部)

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