デミ・ロヴァートとマシュメロが初コラボ
デミ・ロヴァートとマシュメロが新曲「OK Not To Be OK」をリリースした。同曲をリリースした米現地時間は「世界自殺予防デー」となっており、楽曲にはタイトル通り、「大丈夫じゃなくても大丈夫」というメッセージが込められている。
「OK Not To Be OK」はミュージックビデオと併せてリリースされており、これまでアリアナ・グランデやドレイクらのビデオを手掛けてきたことで知られる、ハンナ・ラックス・デイヴィスが監督を務めている。マシュメロとデミも出演するビデオは、2人がそれぞれ子供部屋のベッドルームで目を覚まし、不安定な感情を抱えていた若い頃の自分と向き合うという内容になっている。
90年代にタイムスリップしたかのような世界観で描かれるミュージックビデオはこちら。
自殺防止のメッセージを込めた楽曲に
「OK Not To Be OK」は、自殺防止に焦点を当てて活動する非営利運動「Hope For The Day」とパートナーシップを結んでリリースされた楽曲となっており、同団体の創設者でCEOのジョニー・ブーシェはリリースに際して次のようにコメントを寄せている。
「世界自殺予防デーにデミ・ロヴァートとマシュメロと組んで、メンタルヘルスに関する汚名を払拭するためのプロジェクトに参加できることを嬉しく思っています。自殺予防とメンタルヘルス教育における『Hope For The Day』の活動は、人々と協力することによって、より充実したものとなります。そして素晴らしいことに、世界最大級のアーティストである2人が『大丈夫じゃなくてもいいんだよ』というメッセージを込めた楽曲を作ってくれました」
「大丈夫じゃなくても大丈夫」という心強いフレーズが繰り返されるこの楽曲で、デミは次のように呼びかけている。
「この瞬間に呑み込まれてしまわないで
限界に近づいても諦めないで
あなたに必要なのは、こう言ってくれる人
『大丈夫じゃなくても大丈夫だよ』って」
デミはデビュー以来、長年にわたってメンタルヘルスやアルコール依存症など様々なことを乗り越えてきたことで知られ、2020年1月に開催された第62回グラミー賞授賞式で“復活”を遂げたばかり。「OK Not To Be OK」はデミにとって、「私は愛される準備ができている」と力強く宣言した今年4月発表のサム・スミスとのコラボ曲「I'm Ready」以来の新曲となっている。
(フロントロウ編集部)