ルビー・ローズが降板、ジャヴィシア・レスリーに主演交代
バットマンがいなくなったゴッサム・シティを舞台にバットウーマンの活躍を追うドラマ『バットBATWOMAN/バットウーマン』は、ルビー・ローズがバットウーマンことケイト・ケインを演じて2019年に全米で放送がスタート。シーズン1は日本では2020年8月に日本上陸すると、レンタルランキングのトップ5を独占するほどの大人気に。
しかしルビーはシーズン2の制作が始まる前に、主演を降板することを発表。シーズン2からはジャヴィシア・レスリーがライアン・ワイルダー役として新バットウーマンに就任。シーズン2の撮影は2020年9月にスタートし、2021年5月の全米放送が予定されている。
ケイト・ケイン不在の理由がシーズン2の軸のひとつに
9月13日にオンラインで開催されたアメコミの祭典DCファンドームにて、『BATWOMAN/バットウーマン』の製作総指揮のキャロライン・ドライスが、シーズン2の行方についてコメント。シーズン2では2つの軸があるそうで、1つめは、ルビー演じるケイト・ケインの不在になるという。
「1つ目は、ケイトはどこ?ケイトに何があった?ということ。生きてるのか?死んでいるのか?失踪したのか?逃亡したのか?監禁されているのか?迷っているのか?シーズン2ではこういった質問が多くのミステリーを作りだす。そしてキャラクターたちは(ケイトの不在に対して)それぞれの考えを持っている。異なる陰謀論があり、異なる視点があって、それがたくさんのドラマや不和、謎、陰謀を生み出す。ショッキングで、素晴らしくて、見ものになるはず」
そしてキャロラインは、ジャヴィシア・レスリーが演じる新バットウーマン、ライアン・ワイルダーの登場も大きな軸になると続けた。
「次に、ゴッサムに新たなヒーローが誕生する。ライアンはDCにとっても新しいキャラクター。彼女は多くの問題に直面している。生まれた時から不当さを経験し、社会の制度は彼女のために作られていない。だから彼女はつねに制度と闘っているの」
キャロラインが言うように、DCにとっても新しいキャラクターであるライアンについて、演じるジャヴィシアは、「ゴッサムで見過ごされたコミュニティを見ることになる」と、期待の高まるコメントをした。
シーズン2ではバットウーマンのスーツも変わる
『BATWOMAN/バットウーマン』では主演交代にあたり、バットウーマンが着るスーツも少し変わるそう。
まだ衣装は最終版が仕上がっていないそうだけれど、今回の起用で史上初の黒人のバットウーマンとなったジャヴィシアは、「黒人のバットウーマンを登場させるなら、バットウーマンに変身したときにも黒人女性らしくなきゃってキャロラインと話してるの」と、舞台裏の構想を告白。
ジャヴィシアに「自分が何のために闘っているかがレプリゼント(表現)されているスーツを着てこそ、私はエンパワーされる」と言われたというキャロラインは、「どうしたらライアンの魅力をスーツで隠さない描き方ができるだろうということを、ジャヴィシアと話し合っている。ちょっとした進化を遂げることになる。シーズンの最初の方でシーツの進化を目撃できるはず」と説明した。
ドラマ『BATWOMAN/バットウーマン』シーズン2は2021年に全米放送予定。日本ではシーズン1がDVDレンタル(Vol.1-Vol.5)&デジタル配信中。DVDレンタル(Vol.6~Vol.10)は10月14日より。(フロントロウ編集部)