DCコミックス原作の人気ドラマ『THE FLASH/フラッシュ』のシーズン6がDVD&デジタルレンタル開始。今回フロントロウでは、主人公のバリー・アレンを演じるグラント・ガスティンに直接取材! 彼が明かす貴重な撮影秘話や作品に対する思いをご紹介!(フロントロウ編集部)

ドラマ『THE FLASH/フラッシュ』のグラント・ガスティンが登場!

 超人的スピードを武器に戦うDCコミックスのスーパーヒーロー、フラッシュを主人公としたドラマ『THE FLASH/フラッシュ』。アメリカでは2014年10月7日よりCWで放送が始まり、パイロット版としては『ヴァンパイア・ダイアリーズ』に次ぐ初回視聴者数を記録した。

画像: ドラマ『THE FLASH/フラッシュ』のグラント・ガスティンが登場!

 そんな本作の最新シーズンであるシックス・シーズンのデジタル&DVDレンタルがついに2020年9月16日よりスタート。それを記念して、今回主役のフラッシュことバリー・アレン役を務めるグラント・ガスティンにインタビュー。

グラント・ガスティン、髭をたくわえ爽やかなスマイル!

 今回、新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、ZOOMにて行なわれたインタビュー。フラッシュ役のグラント・ガスティンは、ドラマの中とは違った印象で、髭を伸ばしラフなアロハシャツ姿で登場した。

画像: グラント・ガスティン、髭をたくわえ爽やかなスマイル!

 終始和んだ様子のグラントはDCグッズに囲まれた部屋で、DCコミックスのテレビシリーズを中心に展開する「アローバース」における『THE FLASH/フラッシュ』の立場や、本作への想い、そして気になる日本のファンへのメッセージを語った。

アローが終わり、アローバースを支えるのはフラッシュだと思います。何かこれからアローバースを自分がひっぱる、といった意気込みありますか?

グラント・ガスティン(以下GG):アローバースのそもそものきっかけとなったが『アロー』シリーズだし、主演のスティーヴン・アメルやその他のキャスト陣と共演できなくなるのは、変な気がするけれど、正直、「これからフラッシュが支えていく」という意識はあまりなかった。スティーヴンも、「アローバースをひっぱっていく」とは意識していなかったんじゃないかな。『フラッシュ』のシリーズに関しても同様で、シリーズを担いでいるというよりも、自分の仕事は能力の限りを尽くして役柄を演じることだと思っていて、正直それ以外のところはコントロールできないと思っている。アローがいなくなった後の展開がこれからどうなるのか、僕もハラハラしているけれど、きっと僕たちにまかせてくれれば大丈夫だと思うよ。

ご自身の性格とバリー・アレンの性格とで似ているところはありますか?

GG:役者はやっぱり自分の性格が役柄にどうしても滲み出るものだから、バリー・アレンに及ばないところは多々あるものの、人となりやモラル感覚は似ているところがある。でもバリーを見習わなければと思うところは多い。つまり自分のエッセンスがバリーに滲み出るところもあるし、逆にバリーを自分の生活の中に取り込んでいるところもある。

数は少ないですが、歌で気持ちを伝えるシーンが本作にはあり、シーズン3では『glee/グリー』のメリッサ・ベノイストさん、ダレン・クリスさんと共演したミュージカルエピソードもありました。スーパーヒーロードラマの中で、ミュージカルエピソードがあるというのは稀だと思いますが、撮影する上など他のエピソードと違う点はありますか? また美声を聴きたいのですが、今後もありますでしょうか?

GG:他のエピソードと全然違うので、まるで違うシリーズを撮っているかのような感覚だった。「『スーパーガール』とのクロスオーバーでミュージカル・エピソードをやる」と聞いた時、「いったいどうやってつじつまを合わせるんだ?」と思ったよ。でも、製作陣はそういう展開になる根拠をちゃんと構築してくれた。ミュージック・マイスターを登場させダレン・クリスに演じさせたのは、とても上手いやり方だと思った。本当に『glee/グリー』の同窓会みたいだったよ。振り付けも『glee/グリー』を手がけたザック・ウッドリーが担当してくれたのですごく楽しかった。メリッサとの共演もいつも本当に楽しいんだ。

 今後に関してもだけれど、もしまた歌う機会があればやりたいけど、ミュージカル・エピソードはもうやり切った感じがする。シーズン1でケイトリンとバリーがカラオケバーで披露したデュエットみたいなシーンならやぶさかではない。つまりフラッシュのキャラクターのまま歌うことができるならやっても良い。

 まぁでも、実際「またミュージカルをやるよ!」と言われたら、「オッケー、じゃあやろう!」と即答するかもしれないね。

画像: 数は少ないですが、歌で気持ちを伝えるシーンが本作にはあり、シーズン3では『glee/グリー』のメリッサ・ベノイストさん、ダレン・クリスさんと共演したミュージカルエピソードもありました。スーパーヒーロードラマの中で、ミュージカルエピソードがあるというのは稀だと思いますが、撮影する上など他のエピソードと違う点はありますか? また美声を聴きたいのですが、今後もありますでしょうか?

前回のクロスオーバーで、エズラ・ミラーのフラッシュとの共演は大きな話題をよびました。今度は映画の方に、TVのフラッシュが出てきて欲しいというファンは多いですがいかがでしょうか?

GG:みんな応援してくれて嬉しいよ。エズラが演じる劇場版フラッシュとの共演を提案されたら、是非出演したい。ただ、撮影スケジュールが過密なので、他に何もできない状態なんだ。でもファンのみなさんが望むことなら是非やってみたい。

 『フラッシュ』は、過去や未来を行き来することができます。『フラッシュポイント』のような事態になったとしても、過去に戻りたいと思ったことはありますか? 

GG:まさに、フラッシュポイントのような事態が生じるから、過去に戻りたくはないかもしれない。でも、超高速移動ならしてみたいよ。「超速で移動できたらどうする?」とよく聞かれるけれど、それができたら、ヴァージニア州にいる家族に会いに行く時に超高速移動し、ひとっ飛びでカリフォルニアへ戻り、ひとっ飛びで(ロケ現場の)バンクーバーへ移動したい。つまり、生活を変えたいとは思わないけれど、大好きな人たちにもっと会える時間を作りたい。

シーズンごとにフラッシュをはじめ他のキャラクターも進化していきますが、スーツも進化されますよね。着心地はいかがですか。

GG:スーツは長時間着るのは辛いものだけど、特別にデザインされたスーパーヒーロー・スーツを着られるのはこの仕事の醍醐味でもある。今着ているスーツはルックスも含めて一番気に入っている。シーズン1で着ていたスーツは、ジッパーで上まで留めるもので、一番着心地の良いものだった。シーズンが進むにつれ、見た目と引き換えに、着心地はどんどん悪くなってきた。着心地が悪いのは仕方ないことなのかもしれない。

ここ数年、グラントがフラッシュをずっと演じ続けてきたことで、日本でもファンになった人がすごく多いと思うのですが、ご自身も最初演じていた時よりもフラッシュ人気やアメコミ人気が増えてきたと実感したことは?

GG:そう聞くと嬉しいね。僕たちはバンクーバーでずっと撮影に集中しているから、世間の動きをあまりフォローできていなかったりする。だから日本でフラッシュ人気が出てきていると聞くのはとても嬉しい。16歳の時に日本を訪れたことが一度あるのだけど、それ以来行けてないんだ。マレーシアには行ったことがある。妻の家族がマレーシア出身なので一緒に行ったのだけれど、そこでのフラッシュ人気には驚いた。北米以外での人気沸騰ぶりを見られたのはマレーシアだけだったので、日本でも人気が出てきているというのは嬉しいね。またいつか日本を訪れたい。『フラッシュ』が終わって、もう少し時間ができてからになるかな。

画像: ここ数年、グラントがフラッシュをずっと演じ続けてきたことで、日本でもファンになった人がすごく多いと思うのですが、ご自身も最初演じていた時よりもフラッシュ人気やアメコミ人気が増えてきたと実感したことは?

フラッシュ以外に好きなヒーローやヴィランはいますか?

GG:一番好きなのはスーパーマンだ。子供の頃からファンなんだ。これはいつも言っていることなのだけど、クリストファー・リーヴのスーパーマンが一番好き。もちろん、ブランドン・ラウスの『スーパーマン リターンズ』も素晴らしい。彼はレイ・パーマー/アトム役として『THE FLASH/フラッシュ』に登場しているから共演がかなったわけだけど、実はシーズン6のクロスオーバーで彼はスーパーマンとして登場することになってるんだ。これはちょっとネタバレになるかな?でも各所ですでに報じられていることだからいいのかな…。撮影現場でスーパーマンのスーツを着た二人の俳優に挟まれて並んだときは気分がサイコーだった。

 ヴィランは色々好きなのだけど、『THE FLASH/フラッシュ』シリーズではトム・キャヴァナーの演じるリバース・フラッシュが好きだし、ズームも好きだ。シーズン2の「Enter Zoom」のエピソードでフラッシュが殺されるんじゃないかってくらいズームにコテンパンにやられるのだけれど、一番気に入っているエピソードに入るね。DCユニバースで好きなヴィランはジョーカーだ。マーク・ハミルが『THE FLASH/フラッシュ』で演じたトリックスター役もよかった。彼は声優として長年ジョーカーを演じてきているのだけど、トリックスター役を演じた時に、ジョーカー味たっぷりにやってくれてすごくイカしていると思った。

日本のファンにメッセージを。

GG:日本で『THE FLASH/フラッシュ』をご覧いただいているみなさん、こんにちは。日本でフラッシュが人気と聞いて、とても嬉しいです。10代の頃に日本を一度訪れているのだけど、いつかまた訪れて、皆さんに会いたいです。応援をどうもありがとう。

 グラント・ガスティンが主演を務めるドラマ『THE FLASH/フラッシュ』の最新シーズン、シーズン・シックスは、2020年9月16日よりデジタル&DVDレンタルがスタート!

『THE FLASH/フラッシュ  シックス・シーズン』
9/16 DVD&デジタルレンタル開始
12/9 ブルーレイ&DVDリリース
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(フロントロウ編集部)

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