「クイーン・オブ・ポップ」ことマドンナの自伝映画が、マドンナ本人の監督と脚本で制作されることが明らかになった。(フロントロウ編集部)

およそ40年にわたって第一線を走り続けているマドンナ

 これまで通算28度もグラミー賞にノミネートされ、7度の受賞歴があるマドンナ。2019年6月に通算14作目となる最新アルバム『マダムX』をリリースしたマドンナは、62歳にしてなお、音楽シーンの最前線を走り続けている。

画像: およそ40年にわたって第一線を走り続けているマドンナ

 「クイーン・オブ・ポップ」という愛称が示す通り、マドンナは1982年代にデビューして以来、キャリアの初期にシーンに衝撃を与えた「ライク・ア・ヴァージン(Like A Virgin)」を筆頭に、「マテリアル・ガール(Material Girl)」や「エクスプレス・ユアセルフ(Express Yourself)」、「ヴォーグ(Vogue)」、そして最新作『マダムX』に収録されているマルーマとのコラボ曲「メデジン(Medellín)」に至るまで、数々の名曲を世に送り出してきた、ポップミュージック史上最も偉大な女性アーティストの1人。

マドンナの伝記映画の制作が進行中

 なんと、現在そんなマドンナの半生を辿るような伝記映画の計画が進行中だという。米映画会社のユニバーサル・ピクチャーズが、マドンナが監督と共同脚本を手がける伝記映画を制作することを発表した。

 マドンナ本人は出演しないものの、本作はマドンナが今日の女性アーティストに多大な影響を与えるような存在になるまでを描いた作品になるという。

画像: マドンナの伝記映画の制作が進行中

 「アーティスト、ミュージシャン、ダンサー、そして人間として、私が歩んできた素晴らしい人生の旅を伝えたいと思っています。この世界で自分の道を切り拓こうとしてきた、1人の人間の姿を」とマドンナは制作発表に際して発表した声明で述べている。

 「この映画では継続して音楽に焦点が当てられます。音楽が私を動かし続けてくれ、芸術が私を生きながらえさせてくれました。語られたことのない刺激的な物語はたくさんありますが、私以上にそれを伝えられる人がいるでしょうか? ジェットコースターのような私の人生を共有するには、私自身の声とビジョンが不可欠です」と続けて述べ、自分の物語を伝えるのに自身よりも適任な存在はいないと力強く宣言した。

 公開日など、映画についての具体的な詳細は現時点で明らかになっていないものの、映画『JUNO/ジュノ』や『ジェニファーズ・ボディ』などで知られるディアブロ・コーディがマドンナと共に脚本に参加する。

画像: 共同で脚本を手がけるディアブロ・コーディ。

共同で脚本を手がけるディアブロ・コーディ。

 近年、アーティストの半生を題材にした伝記映画が成功を収めており、フレディ・マーキュリーとクイーンの映画『ボヘミアン・ラプソディ』がここ日本をはじめ、世界中で社会現象を巻き起こしたほか、20019年にはエルトン・ジョンを題材にした『ロケットマン』が公開された。

 マドンナはこれまでにも映画を監督した経験があり、2008年の映画『ワンダーラスト』と、2011年の映画『ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋』を監督した。映画でマドンナを誰が演じるかも楽しみだけれど、これだけのキャリアを築いてきた人なので、映画に入れられそうな要素は盛りだくさん。続報を待ちたい。(フロントロウ編集部)

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