ビリー・アイリッシュがパンデミック禍でも大人数で集まり、パーティーを開催している人々にチクリと「嫌味」。そのなかで、もう半年間も「ある事」を我慢していると明かした。(フロントロウ編集部)

ビリー・アイリッシュ、コロナ禍でも集まっている人に「嫌味」

 シンガーのビリー・アイリッシュが、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されるなかでも、ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離の確保)のルールを軽視して大勢で集まったりしている人々に皮肉をお見舞いした。

 ビリーは、インスタグラムストーリーである1本の動画を公開。口元がどアップになるフィルターを使い、カメラに向かって語るこの映像のなかで、自身は友だちと触れ合いたくても我慢しているのに、世の中にはパンデミック禍のルールなどお構いなしに集まって楽しくやっている人たちがいることにチクリと嫌味を言った。

「おかしいな、私はもう6カ月間も親友とハグしていないのに、みんなは出かけてパーティーしてる。おかしいな」

 そう、ビリーが6カ月間も我慢している事とは、友人たちとのハグなどのボディタッチ

 スキンシップを大切にする派であることを明かしている彼女にとっては、これは、かなりの痛手のよう。

 「おかしいな」と言いつつ、フィルターが解けると、完全に真顔なビリーの様子からは、コロナ禍でも安易な考えで出かけまくるルール違反者たちへの憤りも感じられる。


“パンデミック慣れ”への警鐘か

 3月半ば以降に導入された世界規模のソーシャル・ディスタンシングの開始から半年がたった今、すっかり“パンデミック慣れ”してしまい、「これまで大丈夫だったんだから、大丈夫」などと、つい気を緩めてしまう人も少なくない。

 ビリーが暮らすカリフォルニア州では、TikTokやインスタグラムのインフルエンサーたちが連日大規模パーティーを開催して問題になったり、大人数で集まって出かけたりしている姿も目立つ。

 ビリーの今回の“嫌味”は、そんな人々の行動に警鐘を鳴らすという目的があったよう。

画像1: “パンデミック慣れ”への警鐘か

 パンデミックの序盤は、自身も、若さを理由に「免疫力が高いから大丈夫」「感染しても気にしない」と高を括っていたというビリーだが、ロックダウン開始後には、そんな考えを180度改めて反省。「不要な外出はしないように。それくらいできるよね。出かけないってそんな難しいことじゃない。マジで家にいなよ。超簡単でしょ」とビリー節全開でファンたちに注意喚起していた。

 さらに、6月には、米GQとのインタビューのなかで、「私たちは今、ゴーストタウンに住んでるべき。この前、車で兄の家に物を取りに行ったんだけど、たくさんの人たちが外出してた。みんなマジでバカ!超クレイジーだよね」とコメント。コロナ禍でも危機感ゼロで行動する人たちが多いことに危機感を露わにしていた。

 18歳という史上最年少でグラミー賞主要4部門を制覇するという偉業を達成したビリーは、デビュー当初から、気候変動などの環境問題や政治に関して積極的に発言。さらに、メンタルヘルスの問題や体形批判といった話題に関してもポジティブなメッセージを発信し、Z世代のアイコンとしての地位を確立している。

画像2: “パンデミック慣れ”への警鐘か

 ビリーのおもなファン層である10代~20代前半の若者には、親の言う事には耳を貸さないけれど、憧れのビリーのメッセ―ジならば、しっかりと聞き入れるという人もいる。

 ビリーはそんな自身の影響力を知ったうえで、いま一度気を引き締め、守るべきルールを守ってパンデミックを乗り越えようと呼びかけたよう。

 ちなみにパンデミックの影響で、9月に予定されていた来日公演を含むワールドツアーの一部日程の延期を余儀なくされたビリーは、ステイホーム中も兄のフィニアスとともに楽曲制作に取り組んでおり、7月には「my future(マイ・フューチャー)」をリリース。

 それに次ぐ新曲とMVのリリースに向けて準備中であることを、前述の動画の公開後に行なったインスタグラムでのライブ配信のなかで明かしてファンたちを歓喜させた。(フロントロウ編集部)

 

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