『ウォーキング・デッド』のシーズン7で死んだあの人が、その展開を知った時のことを振り返った。(フロントロウ編集部)

 ※この記事には、ドラマ『ウォーキング・デッド』のネタバレが含まれます。

キャストすらも驚きの『TWD』の展開

 2010年に放送が開始され、ついにシーズン11で完結することが発表されたドラマ『ウォーキング・デッド』。これまでにシーズン10まで放送されてきたともなれば、ファンが予想もしなかった展開が多く繰り広げられてきた。『ウォーキング・デッド』ではとくに、思いがけないキャラクターが、本当に突然殺される!

 ファンと制作陣のいたちごっこのように、思わぬ展開のレベルはどんどん高くなっていった本作では、出演するキャスト達も困惑。シーズン3にオスカー役で出演していた俳優のヴィンセント・ウォードは、楽屋でメイクをしている時に、置いてあった脚本をふと読んでいたら、オスカーが死ぬと書いてあることに気がつき、思わず脚本を床に叩きつけたそう。

 また、これまたシーズン3に登場したアクセルを演じたリュー・テンプルは、彼が重要なキャラクターになるという別の脚本案があったことから、自分が総督に一瞬で殺されることになると知らされた時には驚き、別のキャラクターを殺せばいいとまで言ってしまったと明かしている

アン・マホーニー、自分の死を知った時の反応

 しかしシーズンが増え、キャスト達も、突然キャラクターが死ぬドラマだという認識になっていったのか、シーズン7で死ぬこととなったあの俳優は、自分が演じるキャラクターが死ぬということを知っても慌てなかったよう。

 それは、アレクサンドリア共同体の住人オリヴィアを演じたアン・マホーニー。

画像1: アン・マホーニー、自分の死を知った時の反応

 米ポットキャスト『Talk Dead to Me(原題)』に登場したアンは、まず、キャストに死を告げる役割のプロデューサーであるスコット・ギンプルについて触れ、「じつは、それに対する彼(の対応)はすごく良かったの。(知らされたのは)そのエピソードを撮影する1ヵ月半以上前だった」と明かす。そしてその日は、携帯電話にスコットからの電話がかかってきた時点で自分が死ぬのだと分かったと話した。

「ある日曜日の朝、携帯電話にスコット・ギンプルって表示された時には…、夫のほうを見て『私死んだ(笑)』って言っちゃった。スコットの名前が表示されたのを見たと同時に、『私死んだ。そうなんだ。終わったね』って感じだったな」

 電話に出る前に、笑いながら自分のキャラクターの死を夫に報告するほどのおちゃめさを発揮したアン。劇中ではニーガンと対立し、あのニーガンに平手打ちをくらわせ、ついにはニーガンの指示によって殺されてしまった。しかしカメラの外では、ニーガン役のジェフリー・ディーン・モーガンと兄妹のような関係性だったというアン。

 ちなみに彼女は、スコットが他の部分でも見せた気づかいも明かしていて、それはニーガンがオリビアにひどい発言ばかりすることについてだったそう。

画像2: アン・マホーニー、自分の死を知った時の反応

「彼が電話をかけてきて、『あのセリフは申し訳なく思ってるって知っておいてほしくて。でもニーガンはクソッタレだから、クソッタレなことを言うんだ。でも君のことをそう思ってる人は一人もいない。あのシーンは、彼が女性蔑視なキャラクターだって見せるためのものなんだ』って言ってくれた」

 『ウォーキング・デッド』は、画面以外でのキャストやスタッフ達の仲の良さも人気の理由の1つ。終わってしまうのは悲しいけれど、ノーマン・リーダス演じるダリルと、メリッサ・マクブライド演じるキャロルが主人公のスピンオフ作品の制作も決定している。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.