テイラー・スウィフトが「放送禁止用語」が含まれる楽曲を初パフォーマンス。そのアレンジがお見事。(フロントロウ編集部)

テイラー・スウィフトがACMアワードでパフォーマンス

 シンガーのテイラー・スウィフトが米現地時間9月16日に開催された第55回アカデミー・オブ・カントリーミュージック賞(ACMアワード)に参加。

 “カントリー・ミュージックの本拠地”とも呼ばれるテネシー州ナッシュビルのグランド・オール・オプリ・ハウスのステージで、7月にリリースしたアルバム『フォークロア(Folklore)』の収録曲「ベティ(Betty)」の初パフォーマンスを披露した。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、無観客で行なわれたパフォーマンスでは、テイラーが「ベティ」の歌詞の一節をアレンジしたう場面が。

 テイラーがプライベートで親しくしているドラマ『ゴシップガール』の俳優ブレイク・ライブリー&映画『デッドプール』の俳優ライアン・レイノルズ夫妻の3人の娘たちの名前が登場することでも知られる「ベティ」には、テイラーの楽曲としてはめずらしく、放送禁止用語の「fuck(ファック)」という言葉が含まれているのだが、テイラーは、テレビ放送されたACMアワードでのパフォーマンスで、これを見事にチェンジ。

 サビの部分の「Would you tell me to go fuck myself(君は僕に消え失せろと言うかな?)」を「Would you tell me to go straight to hell(君は僕にそのまま地獄へ堕ちろと言うかな?)」という、意味としてはほぼ変わらない歌詞に変えて、ごく自然に歌いあげた。

 記念すべき初パフォーマンスにして、貴重な“クリーンバージョン”の「ベティ」の全編は、テイラーがACMの放送後に自身のYouTubeチャンネルで公開した下の動画で楽しむことができる。


7年ぶりの「古巣への帰還」に沸き立つ

 カントリーシンガーとしてデビューし、ブレイクを果たしたテイラーにとっては、まさに原点とも呼べるACMアワードだが、近年ポップへと転向した彼女が同アワードでパフォーマンスを行なうのは、じつに7年ぶりのこと。

画像: 最後に参加した2015年のACMアワードでは、カントリー・ミュージック界に与えた功績を称えられ、「マイルストーン賞」を受賞。この時は、パフォーマンスは行なわなかったものの、母アンドレアとともにステージに登場し、カントリーというジャンルの枠を越えて、ポップへの挑戦を温かく見守ってくれたカントリー音楽ファンたちに感謝を伝えた。

最後に参加した2015年のACMアワードでは、カントリー・ミュージック界に与えた功績を称えられ、「マイルストーン賞」を受賞。この時は、パフォーマンスは行なわなかったものの、母アンドレアとともにステージに登場し、カントリーというジャンルの枠を越えて、ポップへの挑戦を温かく見守ってくれたカントリー音楽ファンたちに感謝を伝えた。

 古巣に帰還したテイラーのパフォーマンスを心待ちにするファンたちがSNS上で続々と興奮を口にし、テイラーの出演前~出演後には、ツイッターでテイラーの名前がトレンド入り。くわえて、「Betty」、「Betty is Coming」というハッシュタグもトレンドに急浮上した。


ヘアメイクは自分で担当

 音楽アワードというと、煌びやかな装いのセレブが集結するレッドカーペットも見ものだけれど、今回のACMでは、パンデミックの影響でレッドカーペットは行なわれず。その代わりに会場内で簡易的な写真撮影が行なわれた。

画像1: ヘアメイクは自分で担当

 テイラーは、バーガンディのスパンコールがびっしりと配されたハイネックのボディスーツに、ピンク色のジッパーがアクセントになったベージュのジョッキーパンツという、華やかさとカジュアルさが融合した着こなしで登場。

 上下ともに、お気に入りブランドのStella McCartney(ステラ・マッカートニー)のアイテムでそろえ、ヘアメイクはごくシンプルかつ、カントリー時代の定番だった真っ赤なリップで仕上げた。

画像2: ヘアメイクは自分で担当

 テイラーはアルバム『フォークロア』のビジュアルや、コロナ禍でリモート出演した番組と同じく、今回も自らヘアメイクを手がけた。(フロントロウ編集部)

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