アラ還になっても俳優として第一線で活躍を続けるトム・クルーズの共演者には絶対に守らなければならないルールがある!? その独特の内容と“免除”してもらう方法とは?(フロントロウ編集部)

“不可能を可能にする男”と共演するうえでのルールとは?

 映画『トップガン』や『ミッション:インポッシブル』シリーズなど、これまでに数々のヒット作で主演を務めてきた俳優のトム・クルーズには「共演者と並んで走らない」という独特のルールがあることを、映画『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』でトムと共演した俳優のアナベル・ウォーリスが米Hollywood Reporterのインタビューで明かした。

 ほとんどの方がご存じだと思うが、代表作である『ミッション:インポッシブル』にちなんで“不可能を可能にする男”とも言われるトムは、すべてのアクションシーンをスタントマンなしで全部自分でこなしていることで知られる。58歳で“アラ還”となった現在もそのスタンスは変わらず、来年公開予定の映画『トップガン マーヴェリック』に出てくる戦闘機での過酷な飛行シーンや、現在撮影中のシリーズ最新作『ミッション:インポッシブル7(仮)』での決死のアクションシーンも、トム自ら体当たりで臨んでいる。

画像: 「トム・クルーズ(左)とアナベル・ウォーリス(右)。

「トム・クルーズ(左)とアナベル・ウォーリス(右)。

 「劇中でトムと一緒に走らなきゃいけなかったんだけど、当初、彼は私に(一緒に走ることに対して)『ノー』と言ってたの。『スクリーンの中では誰も僕と一緒に走ることはない』って」。当時のことを振り返ってこう語ったアナベル。断られておとなしく引き下がったのかと思いきや、「でも私は優秀なランナーよ」と食い下がったそうで、「彼に走っているところを見てもらうために、トレッドミル(ランニングマシーン)のタイムを計った。そしたら彼がすべての走るシーンに私を追加してくれたの。アカデミー賞を受賞するよりも光栄なことだった。本当に幸せだったわ。劇中でトム・クルーズと一緒に走れるなんて、そんな素晴らしいことはないでしょ」と、粘り勝ちしたことを明らかに。

 ちなみに、共演から3年経ってもいまだにトムについて聞かれることを、アナベルは意に介すどころか「永遠に質問し続けてほしい」と思っているそうで、その理由について「彼のことを話すのが大好きだから」と答えている。

トムのちょっと“変わった性格”を知人が暴露

 じつは、トムのちょっと“変わった性格”がわかるエピソードはほかにもある。以前、米人気トーク番組『ザ・レイト・レイト・ショー』に出演した際、知人によくケーキを贈ると明かしたトムは、その"動機"について「糖質制限で自分が甘いものを食べられないから代わりに人に食べさせて、感想を聞いて楽しむため」と、親切心からだけではない変態的な理由を告白。

「甘いものが大好きなんだけど、つねに撮影のためにトレーニングをしてるから、(糖質制限で)甘いものを食べることができないんだ。だから、代わりにみんなにケーキを贈るんだ。僕のスタントチームとかにね。そして、彼らから連絡が来るのを待つんだ。(連絡をもらったら)まず『ケーキがどうだったか全部教えて』ってね」

画像: 左からアンジェラ・バセット、ジェームズ・コーデン、トム・クルーズ。 Photo:©︎Angela Bassett/Twitter

左からアンジェラ・バセット、ジェームズ・コーデン、トム・クルーズ。
Photo:©︎Angela Bassett/Twitter

 トムのこのカミングアウトに、司会者のジェームズ・コーデンも、この日、トムと一緒に番組にゲスト出演していた女優のアンジェラ・バセットも思い当たるふしがあったようで大爆笑。アンジェラが「私も以前トムからケーキをもらった」と話すと、ジェームズもトムからケーキをもらったことがあると明かしスタジオは大盛り上がりだった。(フロントロウ編集部)

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