ラッパーのトリー・レーンズが2020年9月25日にリリースしたニューアルバム『DAYSTAR(デイスター)』で、メーガン・ジー・スタリオンに発砲したとされている事件に言及。自身は「撃っていない」とラップしたトリーに対し、被害者であるメーガンが「ファック・ユー」を突きつけた。(フロントロウ編集部)

メーガン・ジー・スタリオンが発砲される事件が発生

 今年7月、ビヨンセがリミックスに参加した「Savage(サヴェージ)」で全米シングルチャートの首位を獲得したメーガン・ジー・スタリオンが、銃撃される事件が発生。ミーガンは事件後、警察により病院に搬送され、銃弾を取り除く手術を受けたことを報告した。

画像: メーガン・ジー・スタリオンが発砲される事件が発生

 その後、翌8月にカーディ・Bとのコラボ曲「WAP」で再び全米シングルチャートの1位を獲得した際には、「『WAP』がチャート1位を獲ったことをお祝いできるくらい回復してる」ことをインスタグラムで報告したメーガン。

 この事件に関しては、当時車に同乗していたラッパーのトリー・レーンズが銃の所持容疑で逮捕されており、彼がメーガンに発砲したのではないかと報じられている。事件当初、現場に駆けつけた警察に足に負った怪我について「ガラス片で切った」と説明するなど、事件後しばらくは誰に撃たれたかを明白にしていなかったメーガンだけれど、今年8月にインスタグラムで行なったライブ配信で、「トリーに撃たれたの」と初めて告白。「あんたが私を撃ったのに、あんたのとこのパブリシストと取り巻き連中がブログに嘘を綴り始めたってわけ。嘘をつくのはやめて。どうして嘘をつくの? 理解できない」とトリーや彼の陣営を批判した。

トリーがニューアルバム『DAYSTAR』をリリース

 そんななか、渦中のトリー・レーンズが2020年9月25日、「ファンのみんなへ。沈黙していてごめんよ。謹んで、今日はある時間をお知らせする。午後9時だよ」とツイートした上で、その時間にニューアルバム『DAYSTAR(デイスター)』をリリース。アルバムの収益の一部を、今年3月に白人警官に手違いで殺害されてしまった黒人女性のブリオナ・テイラーのための基金などに寄付することも併せて発表した。

 トリーはこれまで、メーガンの事件について公の場で触れておらず、そんななかでのアルバムをリリースしたトリー。アルバム『デイスター』については、その内容も波紋を呼んでおり、彼が本作でメーガンの一件に触れていることで、“彼女でお金稼ぎをしようとしている”点や、寄付とはいえ、ブリオナ・テイラーという同じく銃弾を受けた女性に結びつけたことから、多くの人々から批判が殺到することに。

 ラッパーのリック・ロスもトリーを批判した1人で、リックはインスタグラムのストーリーに「トリー・レーンズ、このプロジェクトをリリースすることに決めたなんて愚かだな」と綴った上で、トリーがブリオナの一件に触れたことについて、「ブリオナ・テイラーへのリスペクトを欠いているよ」と批判。「この選択は間違ってる。お前はこれで稼いじゃいけない」と続けた。

トリーが発砲事件に言及&メーガンの反応は?

 トリーは1曲目に収録された「Money Over Fallouts(マネー・オーバー・フォールアウツ)」でメーガンの発砲事件を思い起こさせるラップを披露しており、彼は次のようにラップしている。

「いくつかの質問がある。足を撃たれているのに、骨や腱には到達していないことなんてあるのか?」
「メーガンの取り巻きは俺に発砲の罪を着せようとしてる」
「俺がやっていないことは知っているけど、誠実にやってやるよ」

 メーガンがトリーの楽曲を実際に聴いたかは定かではないものの、彼女は米現地時間9月27日にインスタグラムを更新。「ムード」というコメントと共に、「くたばれ」を意味する「FUCK YOU」の文字がデザインされた指輪をつけた写真を投稿した。

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Mood

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 その後、メーガンはインスタグラムにさらに写真を投稿。自身はいたって冷静だと言わんばかりに、冷めた目でこちらを見ているような写真を投稿して、「私がやり返すって知ってるでしょ。ビッチ、お遊びは終わりにしな」とコメントした。

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You kno how I’m coming bitch stop playin ��

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 メーガンを撃ったとされるトリーは事件当夜、銃を所持していた容疑で警察に逮捕された後で、3万5千ドル(約380万円)の保釈金を支払って保釈された。トリーはこの容疑に関連して、現地時間10月3日に裁判所に出廷する予定となっている。(フロントロウ編集部)

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