香水は1つだけでも十分魅力的だけれど、プロにいわく、香水は“重ねづけ”することで、より奥行きのある香りを堪能することができるという。世界でたったひとつの自分だけの香りが楽しめるプロの重ねづけテクニックをご紹介。(フロントロウ編集部)

新たな香りを創出する“重ねづけテクニック”

 自分らしさを表現してくれる「香水」は、自分に似合うものがひとつあれば十分だけれど、できれば他人とは被りたくない。でも、オーダーメイドで香水を作るのも少しハードルが高い。そんな、自分だけの香りを手軽に楽しみたい人にぜひ試してほしいのが、香水の重ねづけ。

画像: 新たな香りを創出する“重ねづけテクニック”

 それぞれの香りが持つ特徴が生かされ、世界にたったひとつの自分だけの香りを堪能することができるそう。

 ただし、むやみやたらに香水を重ねるだけではNG。香りを自ら“調合”するには、ちょっとしたコツが必要だと香水の専門家たちは言う。

 そこで、ニューヨークの街を香りで表現したフレグランスブランド「ボンド・ナンバーナイン(Bond No.9)」の創設者ローリス・ラメが、香水をパーソナライズ化するとっておきの重ねづけテクニックを米メディアByrdieで紹介した。

テク1.香水をつける場所で変える

 ローリスによると、香水を重ねづけする最も簡単な方法は、別々のパーツに香水をつけること。例えば、首と手首それぞれに異なる2種類の香水をつけるなど、同じ場所につけるのではなく、離れた場所につけるのが良いそう。

画像: テク1.香水をつける場所で変える

 こうすることで、香りが適度に混ざり合い、独自の香りを楽しむことができるそう。また、ローリスは「私の経験上、はじめに香りの強い香水からスプレーすべき。じゃないと、軽めの香りの香水(を重ねづけした時)目立たなくなってしまうからね」とアドバイスした。

テク2.共通の原料を使った香水を組み合わせる

 香水を重ねづけするのに少し抵抗がある場合、最も失敗しない重ねづけの方法は、“共通の原料”を使っている香水を使うのもアリ。例えば、同じくジャスミンを原料に使っている2種類の香水を使えば、香りが喧嘩してしまうことは少ないという。

画像1: テク2.共通の原料を使った香水を組み合わせる

 一方で、香りで冒険したい場合は、2つ以上の正反対の香りを組み合わせるのもオススメ。例えばピリッとした“スパイシー系の香水”と甘く豊かな“バニラ系の香水”を重ねづけすると、また違った香りを堪能できるそう。

 ちなみに、ローリスがオススメする香水の組み合わせは、ボンド・ナンバーナインの人気商品 “セントラルパーク ウエスト”(イランイラン、スイセン、ジャスミンなどの花々が舞う上品で華やかなフローラルの香り)と“セントラルパーク サウス”(フレッシュなグリーンアイビーにジャスミンやイランイランが奏でる優美な香り)。

画像2: テク2.共通の原料を使った香水を組み合わせる

 最後に、ローリスは「香水に正しいも間違いもない。香水を作ることは科学の一部ではあるけれど、自分の感情を表現する芸術でもあるの」と、臆せず自由に香水を組み合わせることが、自分だけの香りを見つける近道だと明かした。

 香水の専門家がオススメする重ねづけテクニック。いま持っている香水に少し物足りなさを感じている人は、ぜひ香水を重ねづけしてみて。意外な組み合わせが見つかるかも。(フロントロウ編集部)

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