米マクドナルドがリリースした“奥の手的”新メニュー2種
米マクドナルドは9月16日、新メニューの「スパイシーチキンマックナゲット」と「チップスアホイ!マックフルーリー」の販売を開始。この2種類が、予想以上の人気を博しており、すでに材料の供給が間に合わず完売となる店舗が全米で続出している。
「スパイシーチキンマックナゲット」は、定番のマックチキンナゲットを辛口にアレンジしたもので、日本では2020年6月に4度目の復活を果たした大好評メニュー。アメリカでは、今回が創設以来初めての登場となり、「マイティ・ホットソース」というさらに辛さをグレードアップすることができるソースも一緒にリリースされた。
「チップスアホイ!マックフルーリー」は、マクドナルドの人気スウィーツ系ドリンクのマックフルーリーに、北米や南米ではどこのコンビニやスーパーでも売っているナビスコ社のチョコチップ入りクッキー「チップスアホイ!」をミックスしたもの。「チップスアホイ!」は食べ出したら止まらなくなる美味しさで有名で、幅広い世代からカルト的な支持を集めている。
食べられなかった人々が悲鳴
どちらも、マクドナルドに行ったら絶対にハズせない定番メニューに、人気のフレーバーやお菓子を合体させるといった、“奥の手的”な商品なだけに、発売が告知された時点から大ヒットが予想されていたが、いざフタを開けてみると、それを凌ぐ勢いで爆売れ。発売から2週間を待たずして、全米の多くの店舗で軒並みソールドアウトとなっている。
とくに、「スパイシーチキンマックナゲット」とセット売りされるはずの「マイティ・ホットソース」は欠品が相次いでおり、ツイッターでは、米マクドナルドの公式アカウントに宛てて、「マイティ・ホットソースを街中探しまわってるけど、どこの店舗に行っても在庫がない!」、「マイティ・ホットソースだけ瓶詰めして売ったらどうかな!」と嘆きともクレームともとれるコメントが押し寄せている。
カムバックの可能性はある!
新メニューの想定以上のフィーバーぶりに、米マクドナルドの広報は「限定商品に寄せられたポジティブなフィードバックに歓喜しています」と米Business Insiderにコメント。続けて、「もしもお客様たちが、もっととおっしゃるなら、将来的に限定メニューを復活させる可能性もあります。もしかしたら、近いうちに、ファンが人気が高い、いくつかのメニューが復活するかもしれません…」と含みのある表現で、近い将来、今回発売された2種類の新メニュー、もしくは、また別の人気メニューが再販となる可能性をにおわせた。
米マクドナルドは9月上旬にも、ラッパーのトラヴィス・スコットとのコラボメニュー「トラヴィス・スコット・ミール」を発売して材料が欠品するほどの大ヒットを飛ばしたばかり。
パンデミック禍ではとくに攻めの姿勢を見せている同社が、次はどんな手で顧客の心をガッチリと掴みにくるのか、気になるところ。(フロントロウ編集部)