ツールは“なりたい肌“に合わせてチョイス
メイクの印象を大きく左右するベースメイクのなかでも、とく重要な役割をもつ「ファンデーション」。なんとなくブラシ、スポンジ、指のどちらかを使って塗っていると思うけれど、意外とこれらがどのように違うのか、知っている人は少ないとプロは言う。
メイクアップアーティストのサマンサ・フレダによると、これらのメイクツールの大きな違いは、ベースメイクの仕上がり。ファンデーションを塗るときに使う“メイクツール”によって、たとえ“同じファンデーション”でも仕上がりがかなり変わってくるそう。
サマンサは「ベースメイクでよく使われるビューティーブレンダー(メイクスポンジ)は、肌により多くのファンデーションをのせることができるため、最も高いカバー力が期待できる」と米Who What Wearで説明。そのため、気になる肌悩みをしっかりカバーしたい人には、強い味方になってくれるとのこと。
一方で、ブラシは程よいカバー力とナチュラルさを兼ね備えた仕上がりで、肌への負担を最小限に抑えながら、簡単にファンデーションを肌になじませることができるそう。毛穴をキレイにカバーしたい人は、ファンデをムラなく密着させられるブラシを使うのがオススメだという。
もうひとつの指塗りは、シアーなカバー力を持っているため、もっとも自然なベースメイクに仕上がるそう。しかし、指だと均一に広げるのが難しいので、人によってはムラができやすいのが難点だともサマンサは話している。
ちなみに、どのメイクツールを選べばいいか迷っている場合は、「ブラシ」と「スポンジ」の2つを組み合わせるのがオススメ。
はじめに、ブラシを使ってリキッドファンデーションを塗り、次にスポンジで叩くように肌になじませる。こうすることで、余分なファンデーションが適度にスポンジに吸収され、透明感のある美しいベースメイクに仕上がるという。
このように、正しくメイクツールを使い分けることができれば、より自分のなりたいベースメイクに仕上げることができる。プロのテクニックを上手にマスターして、普段のベースメイクをさらにアップグレードさせてみて。(フロントロウ編集部)