オーストラリアのロックバンドであるAC/DCが、久々に音楽界に復帰することを発表。(フロントロウ編集部)

AC/DCがついに復活

 Kissやエアロスミスの前座を経て、アルバム『BackIn Black(バック・イン・ブラック)』が大ヒットを記録し、その名を世界に轟かせたAC/DC。これまでアルバム『The Razors Edge(レイザーズ・エッジ)』や『HighwayTo Hell(邦題:地獄のハイウェイ)』など、数々のヒット曲を世に出してきたAC/DCだけれど、その道のりは険しく、メンバーの離脱やボーカルのボン・スコットの急死、そしてバンドのオリジナルメンバーだったマルコム・ヤングの離脱からの死去などを経験してきた。

画像: AC/DCがついに復活

 そんなAC/DCは、2016年にボンの後を継いだボーカルのブライアン・ジョンソンが以前から危惧されていた聴力の問題が悪化し、ツアー中に離脱したうえ、ベースのクリフ・ウィリアムズも引退を発表しており、バンドは事実上の活動休止状態。

画像: ボーカルのブライアン・ジョンソン。

ボーカルのブライアン・ジョンソン。

 しかし、それから約2年後の2018年にカナダにあるバンクーバーのスタジオでアンガス・ヤングをはじめ、スティーヴィー・ヤング、フィル、ブライアンが相次いで目撃されたことにより、バンドの復活がウワサされていたけれど、当時はまだ準備が整っていなかったのかバンドが新譜を発表することはなかった。

 そして、バンクーバーのスタジオで目撃されて約2年が経過した2020年9月末、AC/DCのインスタグラムに突如としてバンドのトレードマークである稲妻が光る動画が公開され、バンドの復帰が決定的に。

 それからというもの、メンバーの写真や音源を発表しバンドの復活に向けてファンを煽り、ついに現地時間10月7日に新曲「SHOT IN THE DARK(ショット・イン・ザ・ダーク)」をリリースすることを発表した。

 今回の活動再開には、リードギターのアンガスやリズムギターのスティーヴィーをはじめ、聴力の悪化が問題視されていたボーカルのブライアンや、引退を発表していたベース・ギターのクリフ、そしてアルコール依存症や殺し屋に知人の殺害を計画していたことが発覚して2度解雇されていたドラムのフィル・ラッドも復帰。

 このメンバーでプレイするのは、2014年にリリースされたアルバム『Rock Or Bust(ロック・オア・バスト)』ぶりとなっており、公開された新曲の予告編ではメンバーたちの嬉しそうな顔も映し出されていた。

 AC/DCは新曲「SHOT IN THE DARK」のリリースだけではなく、約6年ぶりとなるアルバムのリリースも示唆しており、今後の活動から目が離せない。(フロントロウ編集部)

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