俳優のトム・クルーズが、2021年に公開予定の映画『トップガン:マーヴェリック』の撮影を手伝ってくれたアメリカの海軍へメッセージを送っていたことが分かった。トムが海軍の人たちへ送ったメッセージとは?(フロントロウ編集部)

トム・クルーズが撮影を支えてくれた海軍に感謝

 映画『ミッションイン:ポッシブル』など多くの代表作を持つ俳優のトム・クルーズの出世作といえば、1986年に公開された映画『トップガン』。トムにとっても思い入れがある『トップガン』は、前作から30年以上ぶりに続編が制作され、続編となる『トップガン:マーヴェリック』が2019年7月12日に公開される予定だったが、製作側がより複雑なフライトシーンを撮影するための時間を確保したかったため1年延期になり、2020年6月26日に公開が持ち越しに。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でまたもや公開が延期となり、2021年7月へとずれ込んだ。

 『トップガン:マーヴェリック』は、トム演じるマーヴェリックがしばらく表舞台から遠ざかっていたものの、かつて輝かしい功績を打ち立ててきたその腕を見込まれ、トップガンの教官として重要なミッションを任命され、帰還するというストーリー。そのため、今回も前作同様に撮影にあたり過酷なトレーニングが待っていた。

 その過酷なトレーニングのお供をしたのが、現役の海軍の隊員たち。前作の『トップガン』の撮影の際も海軍の力を借りて撮影に挑んでいたけれど、今回も本物の海軍の隊員たちとトレーニングに励んだよう。そのため、トムはアメリカを拠点にする空母などの海上航空を支援する団体であるThe Tailhook Associationのリモートで行なわれたシンポジウムに参加。そして、30年以上ぶりの『トップガン:マーヴェリック』の撮影のために力を尽くしてくれた海軍の隊員たちへこんなメッセージを送った。

「『トップガン』や今回再び『トップガン:マーヴェリック』の準備のためのトレーニングを通し、並んでトレーニングしたことでみなさんのことをたくさん知れたことは名誉です。あなたたちは素晴らしいです。最高の中の最高。そして大きなスクリーンの中であなたたちを代表できることは光栄なことです。あなたたちは祝福されるべき存在。あなたたちは本当のヒーロー。そしてインスピレーションの源です。だから僕自身から、そしてあなたたちを誇りに思う国を代表して言います。ありがとう。あなたたちのやっている仕事に感謝します」

 『トップガン:マーヴェリック』は海軍の全面的な協力もあり、制作することができた。今回の『トップガン:マーヴェリック』では前作と違い、周りのキャストたちが20代~30代の人が多いのにもかかわらず、目隠しをしたまま逆さまになった水槽に閉じ込められ、どうやって脱出するかといったものや、戦闘機に乗った際に受ける重力に耐えるトレーニングなどを一緒に行なったトム。まるで年齢はただの数字と教えてくれているようだった。

 ちなみにそのシンポジウムには、ハングマンを演じたグレン・パウエルも参加しており「僕を危険から守ってくれただけでなく、報告するために帰る途中に僕のエチケット袋を隠してくれるのを助けてくれてありがとう。僕は海軍にたくさんのゲロを寄付してしまった。僕が去ったあと、コックピットの芳香剤を多くの人が褒めてくれたけれど、そんな彼らに謝罪する。けど、映画は素晴らしいものになるよ。きっとご自身やご自身の仕事が描かれている様子を見て、誇りに思うだろう」とユーモアを交えて海軍のメンバーに感謝のメッセージを送った。

(フロントロウ編集部)

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