メーガン妃とヘンリー王子の息子アーチーの盗撮写真を購入したパパラッチが、2人に謝罪し、禁止命令に同意した。(フロントロウ編集部)

メーガン妃とヘンリー王子にパパラッチ側が謝罪

 アメリカのカリフォルニア州に住むメーガン妃とヘンリー王子は、2020年7月に、自宅の庭で遊んでいた息子アーチーの姿を撮影した写真を購入したパパラッチを提訴。提訴したのは7月だけれど、2020年5月の1ヵ月で最低でも5回はドローンが2人の家の上空を飛んでいたと伝えられている

 そして現地時間10月9日に、両者が和解したことが発表された。メーガン妃とヘンリー王子の弁護士が発表したコメントは以下の通り。

画像: メーガン妃とヘンリー王子にパパラッチ側が謝罪

「夏を通して、ヘンリー王子とメーガン妃は、2人のプライベートな住居で一家の姿を映した違法で立ち入ったパパラッチ写真に対して行動を起こしました。そして今日、これらの写真に責任のあるエージェントのX17は謝罪し、(写真の)差し止め命令と、裁判費用の一部を支払うことに同意しました。これによって、求めていた結果が得られたと言えます。すべての家族は、自宅で安心して安全に過ごせる権利を法によって守られています」

 また、X17側も、謝罪と反省の言葉を発表している。

「ヘンリー王子とメーガン妃、そして2人の息子にストレスと与えたことを謝罪致します。これらの写真を提供することは間違っていました。同様のことを行なわないよう努めます」

 また、メーガン妃とヘンリー王子の弁護士は、ドローンやヘリコプターを用いて2人の自宅に侵入して写真を撮ったパパラッチ本人達の身元を明らかにしようともしているとコメントした。この他にメーガン妃は、実父トーマス・マークル氏に送った手紙が勝手に公開されたことはプライバシー侵害に当たるとして、Daily MailやThe Sun、Daily Mirrorなどを傘下に置くイギリスのAssociated Newspapers(アソシエイテッド・ニュースペーパーズ)を提訴しており、この裁判はまだ続いている。

誹謗中傷に悩むメーガン妃

 10月10日のメンタルヘルスデーには、高校生5人が立ち上げたメンタルヘルスに関するポッドキャスト『Teenager Therapy(原題)』に登場したメーガン妃とヘンリー王子。メーガン妃は、2019年10月に応じたインタビューで「大丈夫ではない」と認めたことについて、当時は赤ちゃんを育てていて、母乳で育てていたこともあり「疲れ切っていた」と話す。そしてそんな状況のなかでも、インターネット上では多くの誹謗中傷を経験することに。インターネットでの悪口は、メンタルヘルスに大きな悪影響を及ぼすことだとした。

「(SNSは)繋がることができる素晴らしい方法だと思う。でも、結果的に多くの分断も生んでる。個人的にも話すことができるね。私は、2019年に世界で最もいじめられた人物と言われたの。その時の8ヵ月は人目についていなかったのに。産休か赤ちゃんと一緒にいたから。でも、作り出されて拡散されたことは、ほとんど生き延びれないようなことだった。15歳でも25歳でも関係ない。もし人々が、自分について事実でないことを言っていたら、メンタルヘルスや心にはすごくダメージになる」

 インターネットでは、とくに未成年でも加害者になる可能性が高い。その問題点について指摘したメーガン妃とヘンリー王子は、メンタルヘルスの問題について、メンタルヘルスについて話し、それについての会話が普通となることが大事だと語った。(フロントロウ編集部)

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