上向きにキュッと上がった「ウィングアイライン」
目尻のラインをキュッとはね上げるのが特徴の「ウィングアイライン」。大人っぽく涼しげな目元を演出することから、セレブをはじめ多くのメイク好きから人気が高いアイメイク。
しかし、ウィングアイラインは、とにかく目尻のはね上げ部分が難しく、イメージ通りにラインが引けなくてガッカリした経験、誰しも1度はあるのでは? そこで、海外のメイクアップアーティストが、ウィングアイラインでよくある2つのNGポイントと上手に引くコツを紹介した。
NG1.目尻をくるんと上げる
メイクアップアーティストのラボンヌによると、ウィングアイラインを描くときによくある間違いのひとつは、目尻のラインをくるんと上げてしまうこと。
ついやってしまいがちだけれど、ラボンヌは「(目尻のラインを巻いてしまうと)目の印象が変わってしまう恐れがある」と米Allureで説明。
また、ニューヨークを拠点に活躍するメイクアップアーティストのトミーは「(ウィングアイラインの目的は)目尻をキュッと引き上げ、横幅を広げてシャープに見せること」と話し、ウィングアイラインは、必ず斜め上に向かってストレートなラインを引くべきだと強調した。
しかし、アイラインを真っ直ぐ描くことは、メイクに慣れている人でもかなりの至難の業。そこでオススメなのは、目尻にハネ上げラインの終点となる目印をつけること。
トミーいわく、目尻からこめかみまで伸びる直線を思い浮かべ、その終点となる部分にアイライナーで点を描く。あとは、目尻と点を結ぶようにアイラインを真っ直ぐ引けば、キュッと目尻が上がったセクシーな目元になるという。
NG2.まぶたを引っ張りながら描く
もうひとつのよくある間違いが、まぶたを引っ張りながらアイラインを引くこと。
トミーは「まぶたを指で伸ばす行為は、アイラインの形を歪めるリスクがある」と指摘。また、目を完全に閉じた状態でアイラインを引くのもNG。目の開いたときにラインが隠れたり、ラインがガタガタになってしまうそう。
そのため、アイライナーを描くときは、目を開いた状態で、鏡を真っ直ぐ見ながら描くのがベスト。とくに、たるみ目や奥二重の人は、常に目を開けた状態でアイメイクをするのがオススメだという。
まばたきが多くて上手く引けない場合は、ハンドミラーを使うのもひとつの手。ラボンヌは「あごの下にハンドミラーを持ち、鏡を見下ろしながら、短く連続したストロークでアイラインを描いてみて。普通にやるより描くやすくなると思う」とアドバイスした。
ウィングアイラインは、引き方を少し工夫するだけで印象がガラリと変わるもの。さっそく普段のアイメイクに取り入れてみて。(フロントロウ編集部)