『ディセンダント』シリーズで知られるサラ・ジェフリーが、出演中のドラマ『チャームド』のリブート版にオリジナルキャストから寄せられた批判に反論し、ツイッターで騒動に。今回、そもそもの発端となったコメントを発したオリジナルキャストのローズ・マッゴーワンがサラに充てて釈明のメッセージを送った。(フロントロウ編集部)

追記(2020年10月16日)
 一連の騒動の発端となったコメントを発した『チャームド~魔女3姉妹~』のオリジナル版で四女のペイジを演じたローズ・マッゴーワンが、インスタグラムのストーリーを更新。実際にはリブート版に出演していたのがサラ・ジェフリーだったと知らなかったとして、次のようにサラにメッセージを寄せた。

 「サラ・ジェフリーへ。正直、あなたがツイートするまであなたが誰なのか知らなかったの」と前置きした上で、『チャームド』のストーリーに登場する悪魔や、自身が積極的に活動してきた#MeToo運動などの社会活動に言及しながら、「悪魔たちと闘ったり、文化の大規模なリセットのために闘ったりするのに忙しくて、誰がリブート版に出演しているのか気付かなかったの。もちろん(私の指摘は)人種とは関係がないし、あなたの指摘は拡大解釈だったと思う。どんな人であれ、有色人種の女性たちが報酬の良い仕事を得られることを嬉しく思う。それには大賛成。あなたはきっと、素晴らしい女優だと思う」とローズ。

 ローズは自身の「最悪」という発言は製作元のワーナー・ブラザーズに宛てたものだとして、次のように続けた。「私の言い訳としては(Googleで検索してみて)、あれはワーナーブラザーズの重役や製作陣に向けたものであって、長年にわたって、冷たくあからさまなやり方で私の仕事や私の名前を使ってきた人たちに向けたもの。『チャームド』の名前でお金を稼いできたような人たちにね。彼らがリメイクしたことはどうでもいい。私には気にかけるべき遥かに大事なことがたくさんあるから。そもそも道義的に納得がいっていない番組を観るつもりもない」。

『チャームド』のリブート版に出演中のサラ

(2020年10月14日)2018年から放送がスタートしたドラマ『チャームド(原題/Charmed)』でメインキャラクターの1人であるマギーを演じているサラ・ジェフリー。

画像: 『チャームド』のリブート版に出演中のサラ

 本作は、1998年から2006年まで放送されていた、魔法を授かった姉妹が主人公のドラマ『チャームド~魔女3姉妹~』のリブート版。オリジナル版では、姉妹をシャナン・ドハーティ、ホリー・マリー・コームズ、アリッサ・ミラノらが演じた。

 オリジナル版は8シーズン続く人気作となったほか、ディズニー・チャンネル映画『ディセンダント』シリーズで知られるサラが姉妹の1人、マギーを演じるリブート版も現在までに2シーズンが放送され、2021年にはシーズン3の放送が予定されている。

画像: (左から)リブート版『チャームド』で三姉妹を演じるメロニー・ディアス、マドレーヌ・マントック、サラ・ジェフリー。

(左から)リブート版『チャームド』で三姉妹を演じるメロニー・ディアス、マドレーヌ・マントック、サラ・ジェフリー。

オリジナルキャストとSNSで口論に

 しかしながら、オリジナルキャストのなかにはリブート版の出来に納得がいっていない人もいるようで、シーズン4から四女のペイジ役として出演した俳優のローズ・マッゴーワンは先日、『チャームド』のリブート版について「最悪」と発言。リブート版には有色人種の俳優たちが多く起用されていることに触れて、「仕事が行き渡るのは嬉しいことだけどね」としつつも、「でも、最悪」だと感想を述べた。

画像: オリジナルキャストとSNSで口論に

 サラはローズからの批判に対して反応を示しており、「実際、前にこの動画を観たときには、何かを言うのを控えていたの。何もないところに向かって言わせておけばいいと思ってね」と、当初は反論するのをためらっていたと前置きした上で、「だけど私は、大人の女性たちがこんなふうに振る舞うのはハッキリ言って惨めだし、見ていて悲しくなるということを言いたい」とツイート。

 「あの人たちが他のところで幸せを見つけることを願ってる。他の有色人種の女性をけなすのではない形でね。私だったら恥ずかしくなってしまいそうな振る舞いだよ。みんなに愛と平和を」とサラは続けて述べた。

Twitter: @sarahjeffery tweet

twitter.com

 また、サラは別のツイートで、父親が以前、オリジナル版にプルーデンス・ハリウェル役で出演したシャナン・ドハーティーと会った時に撮影した写真を投稿。

 「それから、別のニュース。私の父が、代役を務めた時にシャナン・ドハーティーと会ったの。彼女のところへ言って、娘が新しい『チャームド』に出演するんですって伝えてくれた(コロナ禍の前の話!)父が言うには、彼女はすごく親切で、私たちのことを喜んでくれていたって。それから、喜んで写真も撮ってくれたみたい。彼女は愛を示してくれたの」とツイートして、シャナンはリブート版にエールを送ってくれたことを明かした。

口論はさらに発展

 現時点でローズ本人からサラの一連のツイートへの反応はないものの、オリジナル版に三姉妹の1人、パイパー・ハリウェル役で出演していたホリー・マリー・コームズがサラに反論。

画像: 口論はさらに発展

 ホリーは「くだらない。本当にくだらない。ハッキリ言うとね」と強い言葉をツイートに綴り、「こんなこと書いて悪いけど、TV番組に対する意見が違うという理由で、反証する証拠があるのに誰かの性格を批判するなんて間違ってる。それも、自分だけ甘い蜜を吸いたいがためになんてね」と投稿して、サラの名前こそ出さなかったものの、意見の違いで誰かを非難するのはいけないと、暗にサラを批判。

 さらに、別のツイートで次のように続けた。

「世の中にはもっと大切なことがある。前に進みなさい」

 ツイッターでの一連の論争はこれで終わりではなく、サラも再びホリーのこのツイートに反応。「オーケー、ちょっと待って。自分から始めて、それをレコーディングして、公開までしたのに、間違っているって批判されたら、もっと重大な問題が突然世の中に増えるわけ?」とツイートしたユーザーの投稿をリツイートする形で、ホリーに反対する立場を示した。

 サラがリツイートした投稿はこちら。

 現時点でホリーはこの投稿に反応を示していない。(フロントロウ編集部)

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