俳優のゼンデイヤが、エコエイジ(Eco-Age)とイタリアファッション協会(Camera Nazionale della Moda Italiana)が共同で開催したグリーンカーペット・ファッションアワードにバーチャルで出演。その際、ゼンデイヤが着用していたドレスに注目が集まっている。(フロントロウ編集部)

ゼンデイヤがGCFAのVisionary Awardを受賞

  2017年にイタリア・ミラノで開催されて以来、毎年サステナビリティへの取り組みを促進するエコエイジ(Eco-Age)とイタリアファッション協会(Camera Nazionale della Moda Italiana)が共同で開催してきたグリーンカーペット・ファッションアワード。このアワードは、サステナブルファッションへの意識を高めるために開催されているアワードで、持続可能な社会に貢献しているブランドやデザイナーが表彰される。

画像: 米Vogueの編集主幹であるハミッシュ・ボウルズと編集長のアナ・ウィンター。

米Vogueの編集主幹であるハミッシュ・ボウルズと編集長のアナ・ウィンター。

 2020年で4回目の開催となる、グリーンカーペット・ファッションアワードは、まだあまり名が知られていないアワードだけれど、毎年多くのセレブたちが出席する。

画像: 左からイザベル・グラール、エルザ・ホスク、アレッサンドラ・アンブロジオ。

左からイザベル・グラール、エルザ・ホスク、アレッサンドラ・アンブロジオ。

画像: キャンディス・スワンポール。

キャンディス・スワンポール。

画像: バーバラ・パルヴィン。

バーバラ・パルヴィン。

 2020年も例年通り開催される予定だったけれど、新型コロナウイルスの感染拡大により、会場で行なうことができず、オンライン上で開催されることに。そんなサステナビリティへの取り組みを推奨しているファッション界のこれからを見据えたアワードで、映画『スパイダーマン』シリーズなどでお馴染みのゼンデイヤが、ファッション界の最前線に立ち、平等や多様性などの重要な問題を先導してきた業界の先駆者が表彰されるVisionary Awardを受賞。

 この賞を受賞したゼンデイヤは、「信じられないほどの名誉であり、私にとってかけがえのないものです。キャリアを通して、私はさまざまなタイプの美しさを見せることができるという特権を持っていました。この業界にて、私が日々見ている美しさが実際に反映されるまで、権力のある地位をより多く作り、クリエイティブな地位をより多く生み出すという私の仕事を継続できることを願っています」とコメントした。

ゼンデイヤのドレスに注目

 この時ゼンデイヤが着用していたのは、トップス部分にビジューがつけられたワンピース。このワンピースはヴェルサーチェ(Versace)のものだけれど、注目されている理由はそれだけではなかった。なんとこのドレスは、1996年の秋冬コレクションで発表されたもので、ゼンデイヤの誕生年につくられたドレス。

 20年以上前のドレスなうえ、自分の生まれた時に発表されたまさに、グリーンカーペット・ファッションアワードにぴったりな1着。ゼンデイヤが今着用しても時代遅れな雰囲気は一切感じさせず、むしろゼンデイヤの良さを際立たせたドレスはこのアワードで1番と言っていいほど注目を浴びた。

 ちなみに最近では昔のドレスを着回している人が増えており、ベネチア国際映画祭では俳優のケイト・ブランシェットが5年前に着用したドレスを着回したり、俳優のエリザベス・バンクスは、2019年の米Vanity Fairが主催するオスカーのアフターパーティーにて16年前に着用したドレスをリバイバルさせたりして、サステナブルなファッションを楽しんでいる。

(フロントロウ編集部)

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