ドラマ『ウォーキング・デッド』で悪役の総督を演じたデビッド・モリシーが、撮影現場のある人達に感謝。(フロントロウ編集部)

視聴者から嫌われた総督

 シーズン11でその歴史に幕を下ろすことが決まっているドラマ『ウォーキング・デッド』は、10年以上にわたってファンを魅了してきた。アンドリュー・リンカーン演じるリックやノーマン・リーダス演じるダリルなど、多くの人気キャラクターが誕生したけれど、悪役人気が高いのも本作の特徴。

 ジェフリー・ディーン・モーガン演じるニーガンは、シーズン7では最恐と恐れられた。しかしその前の悪役も、忘れてはいけない。デビッド・モリシー演じる総督ことフィリップ・ブレイクは、シーズン3からシーズン4で活躍。シーズン4のエピソード8では、スコット・ウィルソン演じるハーシェルの娘マギーとベスの目の前で、ハーシェルの首を切り落とすという残忍さを見せた。演じたデビットも、このシーンが放送された翌日には、スーパーのホールフーズにすら行きづらいと感じたという。

画像: 視聴者から嫌われた総督

感謝の心を忘れないデビッド・モリシー

 しかしもちろん、現実世界のデビッドはそんな極悪人ではない。それどころか、出演したトーク番組であの人達に対して感謝を示すほど。コナン・オブライエンによるトーク番組『Conan(原題)』に出演したデビッドは、撮影現場での“ゾンビ役のエキストラ達”を大絶賛した。

「ゾンビを演じる人達は、メイクのために朝の4時に現場入りして、夜遅くまでいるんだ。彼らの尽力はすごいよ。素晴らしいね。僕達の仕事も簡単にしてくれるわけだし。15人がゾンビとなって自分に向かってくるんだからさ。彼らは尽くしてくれてる。演技する必要もあまりないよね。ただ逃げれば良いんだから。彼らのうちの何人かはまた戻ってくるし、挑戦してくれるし、素晴らしいよ」

 『ウォーキング・デッド』の世界観を作るために不可欠なゾンビことウォーカーは、多くのエキストラによって支えられている。エキストラといえど報酬が出されているとも言われているけれど、とにかくメインキャストではないうえに、顔も出ない。また、例えばCGでウォーカーが作り出されていたとしたら、俳優たちは何もないところで演技をすることになる。スクリーンの勢いも魅力の『ウォーキング・デッド』に出演する俳優として、エキストラの努力には感謝せずにはいられなかったよう。

 ちなみに、シーズン3で墜落したヘリコプターを操縦していたウェルズ中尉のことは、初めての殺しとして記憶に残っているそう。暑いジョージア州での撮影で、地面に倒れる演技でアリまみれとなった彼に「大丈夫かい?」と心配したところ、「すごく楽しい!」と言われて、キャスト達のウォーキング・デッド愛を実感したとのこと。(フロントロウ編集部)

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