『ウォーキング・デッド』でリックを連れ去ったCRMはどんな組織なのか。その詳細が、スピンオフドラマ『ウォーキング・デッド:ワールド・ビヨンド』で明らかになった。(フロントロウ編集部)

 この記事には、ドラマ『ウォーキング・デッド:ワールド・ビヨンド』シーズン1のネタバレが含まれます。

『TWD』謎多きCRM

 2010年に、アンドリュー・リンカーン演じるリックが主役で開始されたドラマ『ウォーキング・デッド』は、シーズン9のエピソード5でまさかのアンドリューが卒業。しかし絶命したわけではなく、CRMという謎多き集団にヘリコプターで連れ去られたため、その後の様子はアンドリューが主演の映画版で描かれることになっている。

 そんなCRM(Civic Republic Military/市民共同体軍)の存在は、ゾンビ発生後の世界で生まれた“第一世代”を描く『ウォーキング・デッド』のスピンオフドラマ『ウォーキング・デッド:ワールド・ビヨンド』で深掘りされている。

画像: 『TWD』謎多きCRM

市民共同体の規模が…

 シーズン1第1話では、市民共同体とネブラスカ州オマハにあるキャンパス・コロニー、そしてオレゴン州ポートランドにあるコミュニティの3都市で同盟を結んでいることが明らかに。しかしCRMは、同盟を組んでいたはずの、約1万人が住んでいたキャンパス・コロニーを壊滅させた。

 そして第3話では、その破壊行為に罪悪感を抱く兵士バーカが、ジュリア・オーモンド演じるエリザベス・クーブリック中佐の元へやってくる。その際にクーブリック中佐が、市民共同体の存在について、こう説明した。

 「私達は、エネルギー、水、薬、輸送、議会、裁判所、学校、文化、貨幣、経済、農業、製造業など多くのものを持っている。私達は世界の最後の光。私達は最後の希望。私達は20万の魂を超える人口を生存させることを可能にした。未来を作るために」

 なんと、市民共同体には20万人以上が住んでおり、その生活レベルはかなり高い。そしてそれを守るために、脅威になりそうだったキャンパス・コロニーを破壊したのだという。となると、長年のファンが気になるのは、リックがヘリコプターで運ばれた先も、そんな場所なのかということ。

画像: ジュリア・オーモンド

ジュリア・オーモンド

 『ウォーキング・デッド』映画版の予告編では、その街並みがアメリカ北東部のペンシルベニア州フィラデルフィアに似ていることから、リックがヴァージニア州からペンシルベニア州へ移されたと予測する声は多い。一方で、『ウォーキング・デッド:ワールド・ビヨンド』では、市民共同体はアメリカ南部にあると見られている。

 また、それぞれの作品の時代が違うことも考慮したほうが良いポイントの1つ。『ウォーキング・デッド:ワールド・ビヨンド』は全2シーズンの予定と発表されており、そのことから他作品へのクロスオーバーも期待されている。しかし必要であれば延長されることもあるとされており、市民共同体の詳細が少し明らかになったとはいえ、まだまだ『ウォーキング・デッド』シリーズの繋がりや設定からは目が離せない。(フロントロウ編集部)

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